一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO

2008年8月10日。晴れ。

青滝トンネルP7:00〜(裏道)〜前尾根P7・一壁〜(裏道)〜P

P7。
でかいザックを背負った若い女の子が何度も落ちている。「落ちるよ。」といって。ザックが重すぎるのかな?落ちるのが怖くないってインドアの練習を相当つんでいるのだろう。私は落ちるのが怖い!ケガをしそうで・・・。

「時間がかかるから横から行ってください。」と言われ、夫は左から木登り。ロープを交差して下のテラスまで上がる。がその後やはりうまく進めない。

下の藤内沢から「一壁へ行こう。」とI木さんのお誘い。P7を上りかけで止め、降りることにする。ザイルを下に落とし回収する。夫は北谷側のリッジから降りた。



一壁へ。
皆、ホンちゃんに行ったのか静か。それに北斜面の日陰なので涼しい。この一壁からは前尾根が目の前。今日はどんどん人が来る前尾根。P6のフエースで立ち止まっている人、ルートをはずれる人などよく見える。先日苦労したP7丸岩も白くでかい。

3ルート。
トップの確保はカラビナにインクノットでメインロープをかける。
マッキンリー?とか海外の山を経験されたN島さんについて行く。身軽な方でスイスイと楽しそう。生きた心地がしない私・・・。直ぐ後ろからI木さんが来て「壁からもっと体を離して、岩をよく見て!」と厳しいご指導。
「シューズをつま先でなく中ほどまで岩につけると滑らない。体を離すと自然にそうなって岩も良く見える。」
それは頭ではわかっている。怖いから岩にしがみついてしまう私なのだ。体が言うことをきかないよ・・・。
前半はスタンスが小さくてむずかしく、後半の岩はザラザラして気持ちよかった。

2ルート。
スタンスが大きいので3ルートより楽しい。怖くない。トップは新しいボルトにカラビナを掛けていけばいいようだ。
夫と2ルートを二回練習して3ルートへ行こうとしたが・・・。何やら忘れ物!2ルートの壁にカラビナがぶらさがっている。もう一度取りに2ルートへ。「カラビナは壁側を先にはずしザイル側を後ではずす。余裕がなければロープに付けたままにしてもよい。」

その後3ルートを一回練習。
I木さん等はさらに上級コースをチャレンジ。


女性二人のペア。
なんとゴールデンウイークに穂高岳山荘でお会いした方だった。Mとさんの友達・・・。彼女は若い頃バットレスなども登ったことがあるとか。身のこなしが軽い!「絶対落ちるから。」といいながらスイスイ登って行く。「三ルート隣のテンクオーターなんとかルートを登れるようになったらバットレスへ行けるよ。」と励ましの言葉を頂く。

数回上り降りしただけで体は結構疲れた。足とか腕がだるい・・・。N島さんI木さんのお陰で、にわか一壁クライマーになり、夏の藤内壁初心者ルートを楽しむことができた。
岩壁に魅せられクライミングにはまる人の気持ちが少し分かった気がした。ここに来る人は皆、岩が好き・・・。



北谷

2008年7月27日 晴れ

青滝トンネルP12:00〜(北谷)〜四の渡し〜藤内小屋14:00〜P15:00

青滝上の堰堤からスタート。直ぐ鉄橋に出て再び谷へ降りる。シャワークライミングツアーもここからスタートするらしい。ガイドの模範飛び込みに歓声がわきあがる。
水が生ぬるい。愛知川と全然違う。冷えないのでいいけど・・・。

谷遡行開始。小さい滝や緑の淵が現れる。水の流れに逆らって行くので足に水を感じていい気持ち・・・。



途中、川で泳いでいる人も気持ちよさそう。四の渡し壁、直ぐ上でツアーの子供が飛び込みをしている。追い越して進む。
随分上流へ来た。真っ白い砂の向こうに神秘的な滝が現れた。今日の一番だ。綺麗!その滝を遡上する。いい気分。北谷にこんな素敵な所があるなんて・・・。裏道から見るのとはまったく違う。毎週通っている御在所にもまだまだ知らない所があるよ・・・。


約一時間半で小屋裏に到着。遠くで雷が鳴り、雨がぽつぽつ。谷をつめれば国見峠近くまで行けるのだろう。午後の川遊び、今日はここまでとしよう。

どこかで雨が降っているらしい。小さい雷も続いているが御在所は小雨程度。谷や木立から涼やかな風が吹き抜ける。「夏山の醍醐味」谷風を全身で感じて裏道を降りる。午後のほんの短い時間、爽やかシャワークライミングを楽しみました・・・。



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