一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO

2010年6月24日 快晴

裏道P7:00〜(裏道)〜一壁〜(裏道)〜P15:30

梅雨の晴れ間。こんな青空は気持いい。
藤内沢出合手前でTまさんグループに追い越された。岩を登る人って、なぜか登山道を歩くのもめちゃ速い。

元気なうちに難しい所から?
いきなり左ルート。
ハングを超えて左へトラバース。ここまではいいのだが、その後のレイバックで右上するところができない。足を上げるにはどう動けばいいか?
上のレイバックは楽しいのに・・・

右ルート。
トラバースしながらハングを超える。その後右上するのだがここでも乗れない。

私にとって、右も左も右上するところが難しい。

三ルート。
はじめてリードする。前回6/12は一年ぶりで体が固かった。怖かった。体が忘れてしまっていた・・・
今季二回目の一壁。体が慣れて今日は楽しく登れる。一か八かではダメだし、いい加減でもダメ。確実と思われる一歩を積み重ねて終了点へ。「やったー、リードできました!」


ただクリップの仕方がよくわからない。反対といわれてもどう反対なのか?登る方向にカラビナのゲートが向かないよう、そのことだけを意識する。

「岩、ロープ、一番外に体。絶対、岩とロ−プの間に体を持っていかないこと。落ちた時に挟まれるから」



Tまさん。
「其々のルートに核心部は一つか二つしかない。何回もやると覚えるから。」慣れるってことかな。

模範演技を見る。軽くてなめらか。力みがない。ルート、ホールドなどはもちろん、動き方まで、全部頭に入っているのだろう。なんせ一ルート300回登攀した方だから。

懸垂で降りながらなんだかんだと声をかけてくれる。その下降の仕方も普通に下の道を歩いているようにささっと。降りたら今度は休む間もなく次のルートへ。一壁を右に左にと自由自在に動き回っている。忙しそう・・・

ガイドさんとお客さんにも励まされ、昼食後もう一回リードしてみる。
一回目よりさらに楽しく。腕力がないので、終了点についてからロープを引き上げるのが重い・・・


二ルート。
リードできた。最後はここを懸垂で降りる。
たしか去年は、カラビナを壁に置いてもらったリード練習だった。今季は、カラビナをかけるのも自分でできた!

疲れを知らないTまさんはまだ登ろうとしている。そのひたむきさはどこから来るのだろう。体力も集中力も何もかもはなまる!


私の場合、岩を降りてからも滑落などしないよう、注意しなければならない。ケガをしては何にもならないので、絶対ケガをしないように降りよう。テストストン前の一ルンゼも慎重に。ここまでくればもう安心という所が一番危ないそうだから・・・
ヘルメットを出合で取る。

工事現場のジグザグ登り道がきついはずなのに、今日はリードできた喜びで体も心も弾んでいる。歌を口ずさみながら明るく登る。本当に単純でわかりやすい性格・・・

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