一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO
2010年7月8日 くもり

裏道P7:00〜(裏道)〜一壁〜(裏道)〜P15:30

藤内沢出合。
深いみどりに包まれた夏の藤内壁が目の前にドーンと広がった。

ここからは、前尾根P6積み木岩、P5フランケのスラブ、P4垂直岩が浮かび上がって見えた。


バットレスのちょっと右、三角にとんがった岩。あれが中尾根のオニギリ?名付けた人はすごい。本物のオニギリそっくりだから。
北谷からオニギリがそれとわかったのも、まじまじと見たのもはじめて!



一壁に草臥れたササユリ一輪しょんぼり。

左ルートから。
私、Aさん、K山さんの順に登る。

ハングを越えトラバース。その後のレイバックができない。足を上げるしかないのだが・・・いつもながら立ち止ってしまう。

ニルート。
Aさんを、初めてリード。めちゃ楽しい。

右ルート。
トラバース後、行き過ぎてしまった。ルートがわかっていない。少し右に戻って、直登。ホールドが小さいのでいつも苦労するところ・・・
岩壁の裾にコメツツジ、キンレイカ。登っている途中のこんな所にと思う岩の隙間にギボウシが現れハッとする。

Tまさんより。
「前に三ルートがリードできたんだから、何度も練習しないと。左や右の苦労する核心部はロープを緩めてもらって下降して、繰り返し練習するといい」

一壁右端四ルートで、ハング越えするパートナーの女性。
つま先を壁に押し付けたスメアリングだけで登っている。すごーい。曲芸師みたい・・・


三ルート。
二人をリード。ダブルロープで。交差しないように二本のロープを交互に掛ける。下から「次は赤とか、青」と声をかけてくれる人があってスムースに終了点へ。

細いロープなので手繰り寄せるのが楽。先ほどの声かけ先生はダイレクトを一人練習。「ここのハングは崩れた壁左上ガバを持つと登れる」 Tまさんの知り合いさんだった。


今日は三ルートから懸垂下降。
足場が平らだと振られる心配がないので安心。降り初めの体の固さとぎこちなさは残るけど、ヤグラより楽しい。

一つのルートを四人つながって登るのは大変。今日一壁デビューのK山さん。もともと身が軽いのでスイスイ楽しそうだった。



沢へ降りるまでは慎重に。

一ルンゼ。
キンコウカが群生していた。なぜか、朝はまったく目に入らなかった・・・


登山口。
登山道左手岩壁にカモシカ発見。この前、スカイライン沿いで出会った子に似ている。首をかしげるようにじっと見つめる仕草は、なにか考え事しているみたい。

きょうのおまけは「山の哲学者さん」との今季二度目の出会いでした。

         トップメニューへ
inserted by FC2 system