一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO
2010年8月1日 くもりのち晴れ

裏道P6:40〜(裏道)〜一壁〜(裏道)〜P15:40

岩歴8年ほどのN根さん。よろしくお願いします。

藤内沢出合にテント。そして一壁にはもう取り付いている人がいる。

若い人が多いN古屋山岳会さん。朝のうちはごった返していた。どの人も岩慣れしている感じでうまい。ザックを背負って登ったり、雑談しながら遊んでいる。若い人はきびきびして見ていて気持ちがいい。

潮が引くように降りて行った。


左ルート。
右上する所が乗れない。懸垂で降りる。

右ルート。
右上する所、終了点近くが難しい。ここも懸垂で降りる。北岳バットレスでは二回降りなくてはならないから・・・
ルベルソは摩擦で火傷するほど熱くなっている。ロープも痛むだろう。まだ右と左のルートがよくわかっていない。

三ルート。
相方をリードするが、下の方は湿った感じでぬるぬるした。

二回目。
先生をリード。ヌンチャクの掛け方が反対らしい。自分が進む方向にカラビナのゲートがないようにかける。かけたつもりだが向きがかわったりするので私にはこれが難しい。

中尾根に伊吹さん夫婦。
一番好きなオニギリへと楽々登っている。もちろんリードはいつも奥様。手を振って呼んでいる。
なんかすごい音がした。ツルムあたりで落石。懸垂とかすると岩を動かしてしまうそうだ。こわっ!



相方はダイレクト特訓。
N根さんに三回続けるとルートを覚えるからと言われ、登る登る。
三回目、剥がれたハングにうまく乗れた。
壁右側から見ているとハングから上の方がずっと距離が長い。核心はハングとそのすぐ上のようだ。

ヨセミテさんは相変わらず一人でもくもくと。どこでも速い。今はツルムのモンキーフエースを登り降り。
降りてきて先生に「御在所の砦岩は入れますか?」と聞いた。開拓するのかな?
物静かで落ち着いて求道者の雰囲気。
たぶん今から前尾根へ行かれるのだろう。いつも一壁、バットレス、ツルム、前尾根へとあっという間にフルコースなのだ。それも全部一人で。すごーい。

前尾根は午後から人が出てきた。


冬に大雪伊吹山で会った千種アルパインクラブのTじさんと再会。
今日は女性二人を指導中。
今年は師匠と錫丈へ行ったそうだ。先週はMとさん等と穂高を縦走。
やっぱり休んでなんかいない。動き回っている。
一人で子育てして、一人で山に入る。私なんか傍へも寄れない強い女性だ。尊敬する・・・


私は後半になると腕が疲れてくる。力が入らない。手に頼って、足で登っていないからだろう。それに熱いのと緊張で、手に汗をかく。その汗で指先が滑るし・・・

人口ルートでトップロープ練習の若い人。数メートル落ちたりしている。見ていると怖いが、落ち方がうまい。きっとジムで落ちる練習もしているのだろう。

夏の御在所、暑くて怖くて楽しい一壁の岩登り風景。



自分で思うより、足が疲れてよれよれ。降りに事故が多いのが理解できる。絶対落ちないように確実な一歩で出合まで降る。

小屋ではボランテイアさんが大勢。Kさん、I上さん等。急に逞しくなった5年生のW君も。
七の渡し?の岩を「クマの岩」というそうだ。以前登ったN根さんは、ダニかなんかいて痒かったとか。


車に戻ってミニトマトを頬張る。はじめて穂高を歩いて平湯で食べたあのトマトの味が忘れられない・・・
         トップメニューへ
inserted by FC2 system