一壁

        1212m (三重)
GOZAISYO
2013年9月14日 くもり

裏道トンネル上のP6:50〜藤内小屋〜一壁(10:00〜13:00)〜小屋〜P15:00

膝が痛くても、岩は登れるとI木さんからのお誘い。道具の使い方も登り方も、すっかり忘れてるけど大丈夫かな?
登山口でTじさん。お久しぶり。剱岳北方稜線で御一緒したのは数年前。パートナーと待ち合わせ?
右足をかばいながら、ゆっくり歩く。

藤内小屋。
ひめつつじ青空写真展。10月14日までの土日祭日開かれます。
「お手伝いできずにごめんなさい。今日は何年ぶりかで岩登りを教えてもらいます」
Tじさんも到着。パートナーはお兄さん!「今日は中尾根。体力が続かないので来年はもう登れないかもしれない」と、歩く時はダブルストックで。

新聞に載っていた先週の滑落事故は、夕方の六時ごろに前壁辺りでおきたそうだ。「落ちる人は細めの人がいい!」とN村さん。大変だったのかな・・・

膝に問題を抱えている私は、一人で早めに出発。

テストストン。

年配の三人パーテイは前尾根へ。私達もそのつもりだけど、ガスってきた。今にも雨が降りそう・・・I木さん等が到着して、天候があやしいので一壁に変更になった。何年ぶりかで壁へと登って行く。ゴツゴツした岩を歩く心地よさ、このワクワク感はなんなのでしょう・・・岩に魅かれている人はだれでも感じるの?それとも私だけ?壁下には、若い人がいっぱいで活気に溢れていた。

今夏の事故。
裏道ウサギの耳辺りで、岩登りの帰りに5mほど滑落し骨折されたとか。岩登りが終わっても決して気を抜いてはいけない。私も体験済みだ。「この年で落ちたら終わりだから、お互い気をつけよう」と声をかけて通り過ぎる先輩さん。
この時、前尾根の方から「キャッ」という黄色い声が数回聞こえた。P7あたりに蜂の巣があるとか。刺されたのかな。一壁でよかったよ・・・


いきなり右ルート!
エイトノットもルベルソの使い方もチェックしてもらった。初めてじゃないので、ルートも何となくわかる。だけど、右ひざに負担をかけないように登るのって難しい!

左ルート。
I木さんが登って、相方と私がビレイ中に、石が降ってきた!
隣ルートはガイドさん。セカンドさんの、乗った岩が剥がれたようだ。数メートル横だったからよかったけど、頭や体に降ってきたら怪我するよ。音が聞こえないからわからないし、一瞬のことだし・・・何が落ちてくるかわからないので、いつも注意して壁上を見ていなくてはいけない。「大丈夫?よかったかな?」上からガイドさんの声がした。お陰さまで無事でした・・・
ハング下は岩が濡れていた。乗り越えるのに一苦労。乗り越えてからの垂直部分も、最後のレイバックもヒヤヒヤ。
ダブルロープは潜るので、相方の方にカラビナ、私には三ケ所ほど、フレンズがかけられていた。それを外しながら進んだ。


三ルート。
トップの壁上でのビレイをチェックしてもらって、二人で登る。隣の左ルートを登っている大柄な若者さん、岩が初めてらしく、「無理、行けない」とか「もう降りたい」とか叫んでいる。その声に、私は疲れて力が出なくなった。よろよろふらふら・・・


壁下に降りてくると、ガイドさんは、「宇宙遊泳」の登り方を指導中。小柄な女性はいとも簡単にクリア。

Tまさんや、Uさん親子は一壁中走り回っている。前尾根でよくお会いしたS歩会のSさん、K山さんはそれぞれ別のパートナーと。一人で練習されている年配さん、なんと休憩中は読書!お孫さんを叱咤激励中の方も。皆、それぞれ楽しそう。

久しぶりだし、疲れを感じるのが鈍いし、早めに切り上げることにする。今日は、I木さんに背中を押してもらって、数年ぶりの岩登りを楽しむことができました。ありがとうございました。



小屋。
青空写真展、剱岳のスナップ写真も仲間入りさせてもらっています。


中道分岐辺りでKちゃんがボルダリング。ボルダリングって、一人でいつでもできるから楽ちんだね。登山口では、アケボノソウの蕾が膨らんでいた。来週咲くかな・・・
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