甲斐駒ケ岳
2967m
(山梨・長野)

KAIKOMAGATAKE

2000年8月5日 晴れのちくもり 夫と二人

4日自宅21:00〜(中央道)伊那23:00〜(R152)〜長谷村戸台口P(仮眠)(24:00〜5日4:40)

5日戸台口P長谷村営バス停(臨時)5:00〜北沢峠6:00〜北沢長衛小屋キャンプ場テント設営(6:15〜7:00)〜仙水小屋〜仙水峠8:15〜駒津峰9:30〜甲斐駒ケ岳山頂(11:00〜11:25)〜駒津峰13:00〜双児山〜北沢峠バス停14:30〜北沢峠15:15(テント泊)

はじめてのテント泊り。テント1人400円。
戸台口〜北沢峠バス往復2500円。

昨年の秋、中央アルプス木曽駒ケ岳北御所登山道から見た甲斐駒ケ岳が白くて余りにもきれいだったので、「今度はあの山に行きたいな。」と一年間憧れていた。
戸台からバスで入ると北沢峠は人で溢れていた。トイレは水洗。峠からキャンプ場までは10分と近くテントを設営してザックを置いて歩き出す。
昨夜は相当ふったらしく、大きなホタルブクロやヤナギランがぬれている。ノゴマか?喉の赤い鳥がいた。小屋の前の川や丸太橋、樹林帯など八ヶ岳南沢の苔むした感じに似ていた。夫は「冷たくておいしい。」と仙水小屋の水を飲む。
峠まではずっと沢沿いのゴロゴロした岩場の歩きにくい道を行く。ハイマツの中キバナシャクナゲが咲いていた。
仙水峠からガスの中に甲斐駒ケ岳を望んで「今からあそこまで行くんだ。」とワクワクした。摩利支天、甲斐駒ケ岳を前方左に見て、峠から左に樹林帯を行くが急登で歩きにくい道だった。
明日登る予定の小仙丈岳のジグザグ道と仙丈岳を眺めながら歩く。後ろには鳳凰三山のオベリスクとアサヨ峰。
仙丈岳を見ながら、明日はどうも炎天下を歩くらしいので朝は早く出ようと話し合う。
駒津峰からはやせた岩尾根でゴツゴツした岩の上を行く。そして大岩六方石より直登コースと右への巻き道に分かれた。
先ず直登コースをちょっと行ってみるが大きい岩が怖くて登れず下りて改めて右の巻き道へ行く。こちらは白い花崗岩のザレ道。ガスが出てきたけど岩に赤い矢印があるので迷う事はない。白いタカネツメクサが咲いている花崗岩の間を行くと黒戸尾根からの稜線に出た。
いつのまにかガスがあいて、よく見れば我々はなんと入道雲と同じ高さのところにいてビックリ。鋸岳がはっきり見えてきて右に巻き込んでいくと頂上。あいにく、又ガスが出て下界は何も見えない。残念・・・


双児山へ下りるとハイマツの中にトウヤクリンドウの白い花が清楚だった。体は黒で尻尾の白いホシガラス?が飛んでいた。ダケカンバが出て来てこの辺りより小雨。
樹林帯に入ると遠くでカミナリがゴロゴロ。雨の中歩きやすい道を峠まで下りた。キャンプ場についてからも降ったりやんだり。そこは空き地がないほどのテントで一杯になっていた。
テント場の川の水は、甲斐駒ケ岳からのだろう。とても冷たかった。
頭痛と肌寒さに加え、テントの中は雨音が大きく響くので眠るどころではない。小屋でバファリンを2錠もらってお湯を沸かして飲む。
又カイロをはったら少し体が温まりウトウトした。2時30分頃夫も寒いと起きてお茶、アルフア米の味ご飯、味噌汁で早い朝ごはん。真夏に寒いとはさすが南アルプス。
雨上がりの夜空を見上げると、満天の星だった。天の川、北極星、スバルなどの輝きが鋭く、しばらくテントから顔だけ出して夜空を見上げた。今にも降ってきそうな空一杯の星に包まれてこの上なく幸せだった。明日は仙丈岳へ。

トップメニューへ
inserted by FC2 system