鎌ケ岳
    1161m
(三重)


2005年4月16日 晴れ 

旧料金所P7:15〜(中道)〜朝陽台9:00〜武平峠10:00〜鎌ケ岳(11:00〜12:00)〜岳峠〜長石谷下り口13:00〜(馬の背尾根)〜長石谷登山口14:35〜P14:50


駐車場で桜を仰ぎ見る。中道に入るとすぐ左側に濃い紫のミツバツツジ。
その後アカヤシオ。一年ぶりにみる淡いピンクの花が可愛い。
地蔵岩の手前でコブシの白い花。「こんなにコブシの木があったの?」と思う程山のあちこちが白い。一斉に咲き出したようだ。花の数も多く感じる。
地蔵岩から仰ぐ御在所岳はやはりいい。富士見尾根の岩がはっきり。その右にヤグラ下の二つ岩が見える。その左に多分あれは中尾根の落ちそうな岩。
ここから前尾根や中尾根の岩が見えるとは知らなかった。いつもぼんやりしているから・・・
新発見がうれしかった。
キレットの見える岩のコブシはまだ咲き始め。富士見尾根北側の雪は消え黄色のマンサクの谷だった。


ヤグラを見下ろして遊歩道に出る。透き通るように白い馬酔木の花、青紫のタテヤマリンドウ。
望湖台ではほとんど雪が消えた雨乞岳を見る。記念碑辺りは笹が起きて冬のイメージが消えてしまった。


鎌ケ岳山頂の超気持ちいい岩に乗る。春霞の鎌尾根には先週あった残雪もほとんどない。
パン二個、チョコ、イチゴで昼食をとっていると、岳峠からダブルストックのMさん夫婦が到着。
「長石谷の花が綺麗でした。イワウチワ、バイカオウレンなど・・・」「雪はどう?」「上の方に少し・・・」
やはり先週の雪はもう消えたようだ。雪遊びをあきらめて花を見に行く。
岳峠から岩壁を見あげる。崩れ落ちた岩肌が茶色く目に入る。



三岳寺の案内板を見て馬の背へ。すぐシャクナゲの大きい蕾。
しばらく行くと足元に優しいピンクのイワウチワ。
生まれたての薄緑の葉を付けた木々とアカヤシオ。ミツバツツジ。コブシ。ヤブツバキ。次々と花が現れる。
下の方ではコブシが散って白い絨毯。
踏み跡があちこちにあり広場になっているような迷いやすい所が2、3箇所。最後の三岳寺に降りるところもよくわからなかった。
地図上では点線になっているのも肯ける。



ここから望む御在所岳がよかった。おばれ岩や地蔵岩のずっと下にいるらしい。おばれ岩を仰ぐ所を今まで知らなかったので新鮮だった。
こう見るとロープウエイの全線距離はとても長いようだ。
温泉街で今にも咲きそうなシャクナゲ。



山肌は薄緑と薄茶色。みずみずしい生まれたての若葉に包まれている。
萌黄色から濃い緑になるほんのわずかなこの時期の山が好き。生き生きして若々しくて躍動感に溢れる新緑の山。そこにピンクのアカヤシオと優雅な白いコブシ。
今、柔らかな春色に包まれ山が最も華やかに輝いている。
春爛漫・・・

トップメニューへ
inserted by FC2 system