展望台。
冬樹氷が美しかった谷は緑が萌え出している。雨乞岳も若草色に覆われて来た。時々陽が射してその緑が光りに映える。
黄色いバッジをつけた高齢のツアー登山者三十人ほどが降りて来た。やはり鎌ケ岳は人気の山だ。
山頂手前右の大岩へ。
ここで新緑の御在所岳を独り占めする。鎌ケ岳山頂は足の踏み場もないほどの人・人・人・・・。
その人をかき分けて進むと「Iさん。」と呼び止められる。碧南のI島さん。霊仙山に行こうとしたが、昨日の雨で谷には水が多いだろうと御在所岳へ変更。武平から登り、下りは三ツ口へ。
「何処から来たの?」「国見から。」と言うと「元気だな。」
人に言われてそうか今日は御在所岳からじゃなかったんだとはたと気づく。国見岳から鈴鹿三山を歩いてきたのだった。時間がいつもより遅いなとか思っていた・・・。
でもスローペースで来たから余りえらいとか感じなかったけど・・・。
パン一個。紅茶。トマト。飲むヨーグルト。
山頂南端の木にシジュウカラ?胸元の黒いネクタイが目印。目の前で囀る。ここは特等席。
東に綺麗な緑色のキララ峰。入道ケ岳、鎌尾根の山の色も美しい。淡い緑。先日宮妻峡から来た時とは又山の色が違っている。刻々と変化している。山の端を見ても夏によく見る蒼いような紺色ではない。全山緑に染まっているのだ。
岳峠。
ここも萌黄色の世界。
夫が珍しく腰が痛いというのでここでシップ。ストックをついてゆっくり歩くように言う。
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