鎌ケ岳  
      1162m
(三重)


2007年1月20日 くもりのち晴れ

P7:10〜(中道)〜朝陽台9:00〜望湖台10:00〜武平峠〜鎌ケ岳12:40〜三ツ口源頭〜(三ツ口谷)〜ダム14:15〜P14:30


Oさんの友達と一緒にスタート。
雪がない、風がない、寒くない。おばれ岩あたりで額から汗が流れそれが目に入る。夏みたいに。
岩棚下。
左岩。以前私が取り付けなかった岩。Oさんは手袋をしたまま、いとも簡単に乗る。
地蔵岩上の岩場。
鎌ケ岳の北斜面はやけに白い。御在所岳は黒い。ここで小休止。足がつるといけないので?チョコ。バームゼリー。
北谷テラス。
三脚を持った人等は雪がないことを嘆いている。この辺り、雪は踏まれてしっかりしたトレースができている。
富士見尾根のクサリ場を降りると雪がさくさくしている。気持ちいい雪。
上のテラス。
Aさん親子。「正月も赤岳主稜、小同心ルンゼやったよ。」もう八ヶ岳を自分の庭みたいに駆け回っている。
ガレに氷と雪。
「あ、ここ登ればよかった。」と上からガレを見下ろす。
尾根をそのまま富士見岩へ。ここからの眺めが好き。



山頂でOさんがコーヒーを入れてくれる。Tさんはネットで新調のゴアのカッパとスパッツをつける。赤がお似合いです。
Aさん親子が到着。「去年は北鎌、ジャンダルム、八ヶ岳横岳周辺の岩と氷。北鎌はルートファインディングが難しい。岩の技術より体力がいる。」とのこと。
アイス用バイルや、縦走も氷もできるアイゼンなどを見せてもらう。毎日マラソンをやって、ジムに通って、白馬にスキーにも行って・・・。
山へのはまり方もその進歩もすごい。意気込みも姿勢もめちゃくちゃ前向き。私のそれとは比べ物にならない。見習わなくちゃ。
先ほどはガレでアイゼンワークもやったらしい。親子で山を楽しめるなんてホントうらやましい。



游歩道を横切って樹林帯を行く。ケルン辺りは凍っている。
人工の氷ばく。
「アイスクライミングできそう。」とOさん。
望湖台。
あの雪庇尾根ができはじめているがはまり込む雪だった。雪化粧の雨乞岳を望む。手前に白いレースの衣装を纏ったような山頂岩にドキッとする。美しい。
記念碑へ。
硬い雪を歩く。こんなに雪が少なくてはコクイ谷は歩きにくいとか・・・。
御岳神社からの尾根はやはり雪が多い。はしゃいで雪斜面を行く。
天指し岩。
私達は暑くてカッパ上衣を脱ぐが若いOさん等は着たまま。
峠近くになると雨乞岳からの峰が白く輝いて綺麗。見とれる。
峠。チョコで小休止。
雪壁は中ほどを直登。


展望台でAさん親子に追い越される。止まると体が冷えるので私も早々に。
今日も「かえる雪庇」を越える。さらにもうひとつ「源頭部雪庇」があった。同じと思っていたが・・・。
三ツ口谷を見下ろしながら先週の復習をする。「あの岩の向こうを行って谷に降りた。トラバースした斜面はその下で・・・。」先週は白い世界だったが今日は黒いのでなんかピンと来ない。
優しい水色の空が広がり始めた。雨乞岳に続く山並みが白く綺麗。
馬の背岩。
今日はしっかり乗れる。雪がないので。



鎌ケ岳山頂の大岩。
先週のエビノシッポは跡形も無い。前から登ってさらに左から。
その後私の岩へ。
前から攀じ登るがちょっと怖くて横から。風がない、寒くない。私が知っている一月の鎌ケ岳とは大違い。とても穏やかな山頂。


南面に行く。
鎌尾根の木の根の周りの雪が丸く融けて春山みたい。風が東から吹いてちょっと寒いので北面に戻る。先ほどの大岩前で御在所岳を見ながら軽く食事。風は全くない。
東の空は暗いが西方が明るい。雨乞岳の上には青空が広がって来た。空と雲に手が届きそう。今日の主役はこの広く美しい空と雨乞岳。こんな綺麗な空に出会えて幸せ。私って晴れ女?
今日も源頭部から。
先週の自分達の跡がある山頂直下をかかとで降りる。馬の背岩右手急斜面で滑って横移動。
三ツ口谷。ここにも先週の足跡は残っているが雪が融けて少ない。谷に垂直に降りる所で、「岩も見えて今日は危ないかな。」などと心配していたら自分がそのまま滑り落ちる。「ふーっ。」
源頭部。
はじめて足を踏み入れる。ここで雪上訓練。滑ってピッケルで止める。こんな雪ではピッケルは全く効かない。
今度はシャフトを刺すように練習する。ウッドのを借りてやってみるが腕力や瞬発力がない私には容易でない。
その後、雪斜面をどこでも歩いてトラバース。斜面にも私の足跡がそのままあった。同じ所を行くが今日の雪は先週とちょっと違う。滑りやすい。先ほどのようにならないように慎重に・・・。尾根を途中でスキー降り。
核心部の楽しい雪遊びは終わり。沢沿いでは融けた雪にはまる。左俣出合からもそのまま谷道を。
青空の下、樹間に御在所を望む。滝上の道は雪が融けているので今日は直進する。


小滝からダムへ。
氷は消えていた。暖冬で雪が少なくてなんかつまらない三ツ口谷。去年のような雪いっぱいの冬はもう来ないのかな?
寒の内とはとても思えない春のような山だった。
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