鎌ケ岳  
      1162m
(三重)


2007年2月10日 晴れ

P7:00〜(中道)〜富士見岩8:50〜カモシカセンター前〜武平峠10:15〜鎌ケ岳(11:20〜11:30)〜(長石谷)〜P13:30

雪がない黒い山を見て進む。夏のように暑くて汗が流れ、その汗に髪まで濡れる。
岩棚に立つと風が涼しい。二月なのに・・・。
地蔵岩。
岩が濡れて何となく湿っている感じだ。右足に乗り切れない。不安があると体も気持もやる気になれない。心して取り付くが、膝で乗ってしまう。心身ともに硬いのでもっと柔軟にならねば・・・。
Oさんは凹角部のようなところから。Tさんは寒いからとザックをしょったまま。
さすがに地蔵岩の肩は風が冷たい。すっと汗がひいてしまった。
着地。
できるだけ下の方に左手。その肘を伸ばして右に体を振るようにして、左足を下に伸ばすと一回で降りる事ができた。
キレット。
ヒガラか何か鳥のさえずり。冬の地鳴きとは違う鳴きかた。恋の季節が始まっているそうだ。
いつも雪が多いテラス上の掘割道には所々残雪。硬い岩のような雪に乗る。それは雪融けの感覚。季節が何ケ月も
進んでいる感じ


上のテラス手前で脇にはまり込む。よく見てちょっと灰色っぽい踏み跡を行くといい。人が一回でも歩いてあるとなぜかはまらない。
ガレ横。
直登しようと行ってみるが雪が柔らかい。あきらめて戻る。富士見尾根にも行けず・・・。
富士見岩。
風がきつく毛糸の帽子が飛んで行った。柵手前まで拾いに行く。ガスッているので朝陽台はパスして藤内沢への道を。ここでもはまりこむ。踏み跡の硬い所を捜しながら歩く。
藤内沢上の大岩から沢を覗き見る。雪はほとんどない。遊歩道にもない。
広場はちびっ子やスキー客で賑やか。センター前のベンチでOさんからコーヒーを頂く。チョコもプラスして。
遊歩道鉄柵手前でTさんはスパッツをつける。はまり込む雪なので小屋跡前から。
武平峠。
山のような吹き溜まりはなく鎌ケ岳への登り道に残雪があるだけ。
少し頭痛、おなかも変。汗が噴出して足も体も重くばててしまう。朝から体調がイマイチだけどちょっと風邪気味かな?


三ツ口源頭部。
あるのは残雪。雪崩れの音がしたらしい。雪解け時は雪とともに岩も崩れたりするので谷はとても危険。
鎌ケ岳山頂手前のガレは雪がほとんど消えて左の尾根から。中ほどで今まで乗ったことがない岩に乗る。気分も視界も新鮮。
直下を右に大岩へ。「ここに乗るのはちょっと怖いな。」とOさん。岩のてっぺんには立たなかった。風も雪もないので私は「私の岩」へも乗る。
山頂。
雪はまったくない。当然二段の雪山はできていない。祠も健在。
水沢岳や鎌尾根に日が射して尾根の残雪が輝く。風もなく穏やか。霞んだ鎌尾根を前に小休止。
長石谷へ。
岳峠手前から、カズラ谷道への白い雪庇を見下ろす。


谷への降り口に雪はない。
やっと樹林帯で雪が現れた。今日のようなはまる雪は、体力を消耗するので静かに乗るようにする。又捻挫をしないように

と意識はしたものの何度もはまり込む。腰まで深く入ると抜け出るのに一苦労。


見覚えがある・・・。?ショウキランの咲く場所。この谷は随分来ていなかった。
犬星の滝に到着。もちろん氷はない。
その後も岩を飛んだり、苔むした岩が濡れて滑りそうな所は高巻いたりする。


いつかこの谷を雪泳ぎした日は夢の又夢。
今日はただ緑の水が流れるばかりの長石谷だった。
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