国見岳〜鎌ケ岳  
       1170m   1162m
(三重)


2007年7月22日 くもり

P7:00〜(裏道)〜岳不動〜(国見尾根)〜国見岳9:30〜前尾根P1〜(藤内沢)〜御在所(10:30〜10:50)〜武平峠11:30〜鎌ケ岳(12:20〜12:35)〜(長石谷)〜P14:00

朝、御在所に雲が纏わりついている。


久しぶりに岳不動から。水が多いので不動前の滝が滝らしい。ここから見上げると揺るぎ岩が滝の上に望めた。

国見尾根。
小さいかえでの種子が落ちている。白い小さい花びら絨毯はコアジサイ?
途中、藤内壁を眺める。
前尾根はここから見るととても急な岩尾根だ。六級フェースはどこかな?P3の下の方、名無しの横にのっぺりした白い岩壁。あんな高いところのあんなに急な斜面なんだ・・・。
やはり二箇所のチムニーが難関だよ。
バットレス中ほどの人やツルム下展望台のクラックを行く人がはっきりわかる。ひとしきり眺めて出発。
エゾハルセミやヒグラシも鳴いている。


突然、天狗岩と揺るぎ岩が目に入る。
この瞬間がいい。岩に米躑躅の小さい花。よく見ると綺麗だ。小さすぎて目に止まらない・・・。

天狗岩。
揺るぎ岩側の天狗の尻尾から岩を登る。ここで茨餅。天狗の背中でいい気分。いつか懸垂下降訓練した所を降る。ちょっと怖い。

尾根分岐直前、急になだらかな道になる。まるでどこかの高原でも歩くような雰囲気。そこが好き。リョウブや躑躅の木の下にはイワカガミ。ピカピカして艶のある緑の葉が綺麗。

久しぶりに国見岳。
ガスッて何も見えない。トンボは多い。
テラスまでの、曲がった躑躅の幹の道。ここもいい。

国見岳テラスから峠へ。
雨で登山道があらわれてさっぱりしている。
前尾根P1からヤグラ下を藤内沢へ降る。シモツケソウを見に。
登ったことはあっても降るのは多分初めて。滑る足元に気をつけ、木にしっかりつかまって降りる。
あった!シモツケソウ。でもまだ蕾。



キンコウカ、キンレイカも。
沢を登りつめ、三ルンゼから左へ夏道のざらざらした岩を歩く。気持ちいい。


随分遠回りをして御在所へ。
山頂のトンボは帽子にザックに指に止まる。人懐っこい。
K田さんがジョッキでビールを運んできた。「岩ばかりやっているとストレスがたまる。歩かないと・・・。」一壁にずっといるとそうなのかな。前尾根だと次々岩が変わって縦走気分だけど・・・。
グルメのT田さん達、今日のメニューは鰻!

鎌ケ岳へ向う。
リョウブがあちこちに咲いている。センター前では子供がトンボ取りに夢中。

峠。
永餅一個で力をつける。

展望台。
手前にキンレイカ。ヒョウモンチョウが岩に。
ザレでオトギリソウの蕾。
山頂手前左寄りに岩を歩いて、大岩へ。さらにもう一つの岩へ。


鎌ケ岳山頂。
前回よりトンボが多い。灰色の空に黒いゴミのように点々と。南方に行くと岩にもいっぱいくっついている。まるで日向ぼっこをするように。
ガスッて視界はない。

長石谷へ。
直下を降りるのは久しぶり。残雪期以来かな?
期待した花は何もない。クサソテツが大きい葉を広げ、時々白い山アジサイ。

犬星の滝。
少し手前の広場にテープがグルグルまき。この涸れ沢から東尾根へ行くのかな?相当時間がかかりそう。


犬星の滝は水量が多く迫力満点。あちこちの滝も涼しげ。時々光が差し込んで水面が銀色に輝く・・・。美しい。

蛇一匹に出くわす。
岩ギボウシ。イワタバコの葉、花はもう少し先かな?


行けども行けども水の流れに魅せられる・・・。 水しぶきが涼しげで・・・。


登山口に降りると青空が広がった。梅雨明け?
「何やら。」と夫が足元を見ている。汗だくズボンの裾にやせたヒル一匹。こちらまでなんとなく痒くなって靴や靴下を調べるが我々に被害はない。「あーよかった。」

青滝トンネルの駐車場でOさんと別れる。八月はじめにたおやかで雄大な秋田駒ケ岳に登る予定で、熊除けスプレーなどを準備しているそうだ。いろいろ気をつけて・・・。
鈴鹿三山縦走の今日、たっぷり歩けて大満足の私だった。
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