鎌ケ岳

        1162m (三重)
KAMAGATAKE

2008年3月9日 晴れ

P6:30〜(藤内沢)〜御在所9:30〜望湖台〜鎌ケ岳(11:30〜12:10)〜(三ツ口谷)〜P14:15

藤内沢初めてのKさんと一緒に。出合でアイゼンをつける。今日の新雪はほとんどなく昨日のしっかりしたトレースを歩く。雪はしまって歩きやすい。
藤内滝上の急斜面トラバース。
Kさんは、数回木の枝にザックのストックをひっかける。きっとこんな時滑落するのだろうが無事通過。

コウモリ滝から左にマイナスの滝の方向へ進む。何処もかしこも雪の階段。
奥叉の氷もマイナスの滝も青い氷が盛り上がっている。

我々はヌルヌル岩下でトラバース練習。アイゼンをさくさくした硬い雪に蹴りこむ。垂直雪壁のクライムダウンの練習も。


左折地点。
この辺りがなぜかはまり込む柔らかい雪。昨日の三人のシリセード跡を歩くと少し楽だった。
三ルンゼの氷が大きい。その上をガチガチ歩く。気分はまったくアイスクライミング。遊歩道へ出る直前の雪もなぜか柔らかいようで夫ははまり込み苦労している。

我々は沢を直登して大岩へ。ここから三ルンゼをアイスクライミングする人が降りて行った。「氷はまだ来週もいいかも。」と言いながら。


鎌ケ岳。
以前登った事がある二段の雪壁。体重が重い夫はすぐにあきらめた。
昨日からやりたくてうずうずしていた私。柔らかい雪なのでピッケルがなかなか決まらないがどうにか乗り越える。上段も。「やったー。」登った雪壁を見下ろしていい気分。
後から来た二人が下で「危ないとか、無理だよ。」となんだかんだ・・・。が登ったら「気持わかるよ。」に変わっていた。心配かけてごめんなさい・・・。

源頭部。
昨日の自分のトレースが残っていた。ここから降りたらしい・・・。


鎌ケ岳山頂。


雪の多い尾根からただ白いだけの雪斜面を駆け下る。北斜面だからしっとりした滑らかな「粘り気があるような雪」今日もこんないい雪に出会えて幸せ・・・。
時々シリセード。行けども行けども誰も歩いていない雪の谷。超気持ちいい。



蹴った雪が雪面を転がって雪の花ができる。綺麗。どんどん雪が転がってかたつむり跡?もいっぱい。綺麗だった雪斜面が落書きだらけになってしまった・・・。一緒に小規模雪崩れも起きる。
あっという間に三ツ口谷へ。谷には昨日の自分のトレースの他に今日のトレースもあった。ここの雪は昨日よりはべたついていた。そして神秘的な光の世界も消えた・・・。


大滝はまだ凍っていた。氷は雪に埋もれている。


御在所藤内沢と鎌ケ岳三ツ口谷のしっとり雪を満喫して帰途につく。きっと今季最後の雪らしい雪だろうな・・・。

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