鎌ケ岳

        1162m (三重)
KAMAGATAKE

2008年7月6日 晴れ時々くもり

P7:00〜(本谷)〜大黒岩8:40〜望湖台9:00〜鎌ケ岳11:00〜朝陽台13:20〜(中道)〜P14:50

久々に本谷から。多分、残雪の頃から来ていない。岩が濡れて滑りやすい。
あちこちに薄紫の岩ギボウシが咲いていた。



谷上部でキンコウカ、ダイモンジソウの葉、シモツケソウの蕾、モウセンゴケ、オトギリソウなど。黄色の木イチゴがいっぱい。


大黒岩。
岩の隙間に米躑躅の小さい花。ここで厳しい冬を乗り越え今花を咲かせている。それも目立たない小さな花・・・。その健気さに心惹かれる。

テラス上の岩に乗る。今では普通に乗れるこの岩。
何か赤い実。T尾さんはためらいもなく・・・。お腹大丈夫?霧が流れて幻想的な本谷。鎌ケ岳もガスって夏らしい。

二人は大黒尾根を登って行ったらしいが、そうとは知らず私は一の谷から。


望湖台。
昨日蕾だったササユリが咲いた。トンボが多い。

T尾さんは記念碑裏の赤テープも見に行った。上水晶尾根も行く気かな?

峠道。
ササユリの蕾数本。今度は木の枝に蛇を見つけるT尾さん。薄茶色の蛇が目の高さほどでとぐろを巻いていた。地面を這うとばかり思っていた蛇が木の上にいるのでビックリ。獲物を狙っているの?こわっ!

峠道でボーイスカウトの子供たちが大勢登って行った。蛇もう降りたかな・・・。

鎌ケ岳への登り。
露岩付近で今度は赤い木イチゴ。T尾さんは下の方へ降りて行って・・・。そして落石。

ツルアリドウシの小さいピンクの花がいっぱい。花弁が五枚のものや、三個の花がついているのも見つける。リョウブの蕾も膨らんだ。

足元に赤くて丸い花びら数枚。見上げればヤマボウシ。その木も数本見つける。空に向って白いがくをつけるヤマボウシ。普段うつむいて足元ばかり見て歩いているから見えるものも見えない。時々胸を張って上を見るようにしよう。


鎌ケ岳山頂。
大岩に先客がいる。私の通り道なので「ちょっと通して欲しい。」けど気が弱いので言えない・・・。大岩をパスして反対側のスラブだけ歩いて私の岩へ。こちらは独り占めできた!

空に無数のアキアカネ。霧の中に黒くてんてんとまるでゴミのよう。まだ生まれたばかりなので背中が黄色。御在所の望湖台よりずっと多い。



南面に降りると谷からの風が爽やか。今崩れたような土石流跡が鎌尾根に向ってはっきり。鎌ケ岳はどんどん崩壊している・・・。
イワキンバイ、何とかショウマ、ヨツバヒヨドリ草。

顔が真っ白になるほど日焼け止めを塗っている夫。「顔色が悪いなと思っていたけどそれ?」汗で流れ落ちるので繰り返し塗らなくてはいけない。ご心配掛けました・・・。
大汗かきなのでズボンは川にでも飛び込んだようになっている。自分でも気持ち悪いだろうに・・・。

一休みの後、再び御在所へ。


鎌ケ岳直下の降り。いつも登ってばかりの道を降るのはちょっと難しい。キンレイカの蕾とイチヤクソウを見つける。
峠から御在所へ登り始める。この登りがきつい。暑くて傘を日傘にして喘ぎながら歩く。

朝出会ったボースカウトの一団が降りてきた。蛇の被害はなかった様子。

二時間ほど前蕾だったササユリが開きはじめていた。



朝陽台から中道へ。
膝がガクガクしてきた。何度も捻挫しそうになる。降りで滑落事故が多いのはこういう状態になるからだろう。疲れて足が思うように上がらない、動かない。

キンレイカ、イチヤクソウ、オオバノトンボソウ・・・。花に励まされる。

鎌ケ岳でオニギリ一個食べただけなのでおなかぺこぺこ。シャリバテってこういうことかな。アクエリアスも2リットルほとんど飲んでしまった。あとは飴しか残っていない・・・。

下のテラス。
ウサギの耳に二人のクライマーを見降ろす。

車に戻ると3時前。約7時間の行動。足の裏がジンジンして熱い。暑さで顔も体も火照っている。もうこれ以上歩けないよ。
後半は青空がなく曇天だったのにこんなにフラフラ。一日中炎天下を歩いたらどうなることやら・・・。
本格的な夏に備えて縦走トレーニング!御在所〜鎌ケ岳〜御在所を歩きました。

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