鎌ケ岳

        1162m (三重)

2009年6月13日 くもり

P6:30〜(中道)〜望湖台9:30〜武平峠〜鎌ケ岳11:30〜(三ツ口)〜P13:00

駐車場が満杯で、一の谷茶屋の少し下へ止める。Tさんにはもういっぱいだからと手で知らせる。「下へ止める。」と降りて行った。鉄橋の横道から歩き始める。

地蔵岩は久しぶり。すっかり忘れたので慎重に。右足に乗り切って立つ。上手く乗れた。チムニーから降りた人は、下ほど狭くなって最後で苦労している。

降りが問題。落ちそうな気がして右足に乗れない。左手の位置を色々変えてみるがイマイチ。忘れていた!私は手も足も短いんだった。ゆとりがないので左手肘をしっかり伸ばす。体が外に投げ出された感覚が好きなのに落ちそうで怖い。「ぶりっ子」している訳ではないけど、一点に乗り切れない。まだまだだよ。

やっぱりフエースが苦手なのだろう。チムニーは楽しいけど・・・。もっと体を右に振るのかな?「一壁へ通ってフエースを練習しないと・・・。」
先日P7で雨に降られたから「合羽はいつも着ていたほうがいい。」と思い込んでいたが、上衣は綿が言いそうだ。化繊などは熱ですぐ破くらしい。


キレットの谷。
薄黄色の花はヤマボウシらしいが・・・。北谷に沿って咲いている。こんなにあったんだ。
若い人が数人大きいザックを背負って来た。夏合宿前のトレーニングかな?女子も男子と同じくらいの大きさだ。
富士見尾根の岩壁下にはサラサドウダンの大木。花数も多い。ベニドウダンは葡萄みたいな花のつき方をしている。そしてその花の一つ一つがいつもより大きい。

朝陽台。
サラサがいっぱい。風下に行くとなんとなく生くさい。ササユリの笹に似た若葉にも見とれる。

望湖台。
谷を見おろせば大きいホオの花。一本の木に数えるほどの花数。別の白い花が谷と尾根の中ほどに咲いている。目の前に綿のような花、コバノトネリコ?
遊歩道はタニウツギが次々現れる。広場の柵辺りで、足元に黄色の小さい花を見つける。

鎌ケ岳。
あたりの山は霞んでいる。スカイライン道路復旧工事、今日は靜か。修復したらしい道路が茶色く見えている。
中ほどから山頂岩へ。いつも何も考えずに乗ってしまうが、降りる時、方向を変えるのが怖い。

又、鍋を忘れた人がいる!いつも入れっぱなしが忘れなくていいそうだ。おにぎり、パン、紅茶、トマト。


鎌ケ岳の谷にもホオの花を見降ろす。しっかり空に向ってとても力強い咲き方。「花数が少ない花はより人間に近く、エゴノキなどいっぱい花をつけるものほど魚に近い。」のだそうだ。すごく賢くなった気分!

尾根を降ると、左俣上部、木々の間から淡いピンクの花が・・・。めちゃくちゃ大きい!それはホオの花だった。「私を見てください。」とばかりに堂々と咲き誇っている。神々しいばかり!蕾、膨らみ始めたもの、咲いた花。なんとどう咲くかまで教えてくれている。

笹を掻き分け、木登りして撮影するTさん。岩に登るのと同じようにささっととても身軽。

花を観察する。花びらは人の掌くらい。花数は大木なのに数えるほど。直径は20cmくらいと、一番近くで見たTさんが言っている。
少し降るともう何も見えない。あの場所でしか見られない、ほんの一瞬の神秘的な出会いだった。

夏、イワキンバイの咲く岩にタニウツギとベニドウダンが咲いていた。可愛い小さな日本庭園。

鈴鹿三山を歩いた若い人がそこから下に降りて迷ったらしく戻ってきた。この辺りから一緒に降る。「国見、御在所だけで降りるつもりが欲を出して鎌まできてしまって・・・。」昔から、予定外の行動を取って事故を起こすことがよくあったそうだ。あまり欲張らないようにしよう。


H山岳会の工事現場堰堤にエゴノキらしき花が何本も。この木も御在所に多いようだ。ダム湖手前の小滝からは以前の道をはじめて歩いて再び湖へ。堰堤周辺のあちこちを見上げるがモリアオガエルの卵は見つけられない。C新聞では地面に産み付けているとあったが・・・。

ふと頭上を見上げると、卵型の蕾をいっぱいつけたエゴノキ数本。花弁が四枚と五枚のものがある。この花は魚に近いの?
いつも山の家前でスカイラインに出るが、今日は何年ぶりかで、登山道をそのまま進む。


そして、花をいっぱいつけた蒼いコアジサイに惹かれる・・・。

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