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ノリウツギがあちこちに。なのに旧カモシカセンター手前と三角点ではやっと普通のウツギが咲き始めていた。登山口のものと比べると随分遅い。
望湖台。
入口のササユリは葉のみ。花をつけないササユリはユリ根がまだ大きくなってないのかな?
雨に洗われた山々が美しい。真緑!そして谷からの風はヒンヤリ。ずっと立っていたら冷えてきた。
記念碑あたりでニョロニョロ・・・。前の人は「マムシ?」とか言っている。
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ケルンを回り込むと今日一番のササユリがお出迎え!この花をつけるのに何年かかったのだろう。そう思うといとおしい・・・。苔も綺麗。
足元には白いお米のような花。シャシャンボ?ネジキ?花や幹が馬酔木に似ている・・・。
峠道でも綺麗どころが揃っていた。
武平峠からの登り。
ツルアリドウシの小さい花。五弁のも見つける。真っ白と淡いピンクのもの。ここにも又白いお米のような花びらが・・・。
鎖場で後ろの人が「なにやら臭い。」と言っている。がけ下に山栗の花が咲いていた。細長く伸びて咲く花はちょっと見、リョウブに似ている。
緑の窓から、緑の御岳神社の尾根が見える。緑の雨乞岳は薄緑の笹原との濃淡が綺麗!七月は緑輝く季節。今日は一際美しい周囲の山々。
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展望台。
リョウブがまんまる蕾をつけている。がくから顔を覗かせる様がなんとも可愛い。
岩にはアキアカネが何匹も・・・。トンボの季節だ!背中はまだ子供の色で黄色。気温が上がったから一斉にかえったのかな?先々週の夏至あたりからいるそうだ。
ここのヤマボウシもまだ咲いていた。この花は花期が長い?足元にバラのような赤い花びら・・・。それもヤマボウシだった。
鎌ケ岳山頂。
大岩小岩から祠へ。ちょっと降りて長石尾根のササユリを見に・・・。ペアの上にもう一輪。
南に行くと空のそこらじゅうにアキアカネ。ササにも、岩にも。それを狙ってイワツバメが急降下。食べ物には困らないようだが、蛇や烏に襲われないのかな?巣は何処にあるのかな?岩の隙間かな?我が家は今燕の雛を守るのに悪戦苦闘中だけど・・・。
鎌ケ岳山頂標識の岩にイワキンバイ。鮮やかな黄色に魅せられ、ここはアルプスかしら?と思ってしまう・・・。
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リョウブの蕾に囲まれて休憩。パン、トマト、ブルーベリー。ちょっと大きな蝶はアサギマダラ?よくわからなかった・・・。
岳峠手前、峠の岩のあちこちにもイワキンバイ。こんなに咲くの?この花。今まで気がつかなかった・・・。
まっすぐ廊下を行って鎌尾根末端岩場へ。緑と岩の夏の鎌ケ岳を仰ぐ。
降りた馬の背尾根は谷からの風が爽やか。時々、木漏れ日にあたりの緑が輝き、その美しさにドキッする。めちゃくちゃいい気分。緑の森はいい・・・。
白砂を雪のように滑ってシラハゲ。今度は外米のような大きさのネジキ?の花びら絨毯。ヤマボウシのも・・・。
緑の草原到着。
あたりは全くの緑。ホップみたいなクマシデの花は風鈴みたい。風に揺れる様は涼しげ。
水量が多い犬星の滝。中ほどに山アジサイの白い花。滝右からの巻道をジグザグ登る。落ち葉が雨に濡れて滑るし、今にもヒルが出そうだし・・・。なるべく岩に乗ろう。谷は風が通らないので蒸し暑い。
小滝を過ぎるとあちこちに貼られた赤テープや幹のペンキ印に導かれる。今日は迷うことなく登山道へ。ヌタバに出て、尾根を降るがササユリは見当たらない。
三ツ口谷からの涼しい風が汗を吹き飛ばしてくれる。馬の背といい長石尾根といい尾根は風がよく通って好き。気分は最高!
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鞍部から三ツ口谷へ。ここを降るのも気持ちいいので好き。すぐ下にもササユリはない。やっぱり二週間遅かった・・・。
ダム湖に近い小滝前にあった山アジサイは去年の嵐で消えた。心配していたモリアオガエルは過密状態で卵を産みつけていた。よかった・・・。蟷螂の卵に似ているがそれほど硬くない。この流れなら大丈夫。
ススキが生い茂ってふさがれた道を降る。以前に比べると三滝川の流れも変わったそうだ。三ツ口や長石谷でさえ数年のうちに変わったのだから無理もない。
回り道して山の家前のナツツバキを見に行く。はかない一日花は見頃だった。
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キハギ、ノリウツギ、ヤマアジサイ・・・。ネムノキの葉も生き生きしてきた。もうすぐ花をつけるだろう。
梅雨時と思えない爽やかな山歩き。緑美しい御在所の夏姿と控えめな初夏の花々に出会え大満足でした。
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