鎌ケ岳

        1162m (三重)
2010年3月13日 曇りのち小雨

P7:00〜(中道)〜朝陽台8:40〜望湖台9:05〜峠9:40〜鎌ケ岳10:40〜(尾根から三ツ口)〜P12:20

東の空が明るい。養老山脈がぼんやりしている。春霞?
二日前の雪はどうかな?ない!春の雪は直ぐ融ける・・・。
がっかりしながらシャーベット雪を歩く。もう水か雪かわからない・・・。


下のテラス。
咲き始めたばかりのマンサク。(Tさん、提供。)
折りたたまれた花弁が伸びをしはじめた・・・。



朝陽台。
ほとんど地面が見えている。「雪を歩きたい。」と林の中を行く。しっとりしたいい雪。

望湖台。
雨乞岳山頂付近だけが白い。裾野は黒っぽい。今季は記念碑のどこでも歩きをしていない。笹原も倒れなかったし・・・。


峠道。
御嶽神社の尾根にはサクサク雪。ゲートを超えた広場からもまだありました。南斜面なのに・・・。
軽快に気分よく雪と岩を歩く。降りはめちゃ楽。そこに雪があるというだけでよけい楽しいし・・・。


峠。
鎌ケ岳への登りに深い雪。あちこち残った雪を歩く。雪ってどうしてこんなに心弾むんだろう。知らずしらず、体も足も、ぴょんぴょん飛びはねる。鹿かイノシシか?が同じように登山道を歩いている。二本の爪跡がくっきり大きい。

馬の背岩で小雨が降ってきた。雪と岩と雨を歩く。

山頂直下の岩場。
地盤が緩んで今にも転げ落ちそうな岩。怖ーい。それを避けて左の前尾根岩に乗る。濡れていても岩歩きは最高だ。心が躍る・・・。

ルンゼの雪を歩いて、エビノシッポも何もない、ただ雨に濡れただけの山頂岩に立つ。



鎌ケ岳山頂。
立ったまま、軽くパンと紅茶。雪が多いのはどこかな?降りの雪遊びを考える。この天候では白はげはイマイチだろうし、尾根かな?

直下。
たっぷり雪につるつる滑りながら楽しく・・・。御在所がガスって見えない。霧の左俣を見ながら雪を降る。
胸突き八丁も日本庭園にもまだまだ雪・・・。さらに欲張って雪を求める。

草原から三ツ口谷へ。
氷の面影?はもうどこにもなかった。が、雪はまだまだあった・・・。谷の岩と雪を歩く。

濡れた落ち葉が不安だから巻き道へ進む。こちらにも雪はあった。

大滝。
雪解け水があふれて、あたりになごり雪。やっぱり春なのだ。

ダムではショウジョウバカマの蕾。もうどこかでこの花が咲きだしたとか。長石谷かな?



山の家前ではアシビが満開。私が一番に春を感じるヤシャブシは葉が出ていた。生まれたばかりの赤ちゃん葉は柔らかで綺麗な薄緑色。みずみずしい。よく見ると毛虫のようなものは花で、小さい蕾がひしめき合っていた。


御在所は霧にかくれてしまっている。でも思っていたよりあちこちで雪を楽しめてラッキーでした。



帰りに温泉街で春さがし・・・。コブシに似たモクレンの蕾や緋寒桜?
足元には黄色のハハコグサ、濃いブルーのイヌフグリ、ピンクのホトケノザなど・・・。
どの植物も春を感じて生き生きしている。


突然、頭の上で「ホーケキョケキョ。」 いつまでも冬のことを考えている私は、その凛として透き通った声に目が覚めた。季節は春なんだ・・・。

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