鎌ケ岳 

       1162 (三重)
2010年3月31日 くもりときどきはれ

P8:00〜(一の谷新道)〜大黒岩9:35〜鎌ケ岳12:00〜白はげ13:05〜(長石谷)〜登山口15:00〜P15:15

長石谷に春の花が咲き始めたそうです。

二日前の一の谷新道遭難事故が気になる。我々もその日、登っていた。寒くて痛くて完全に冬山だった。いつもお世話になっている御在所。同じ事故が起きないように何かできないかな?
一の谷で迷いやすいと思うところが二箇所ある。踏み跡があって分かれ道になっているところ。そこに目印でもあればいいなと思って歩く。

迷いそうな箇所の前後にテープ。これが目に入れば大丈夫。とうせんぼの木が置かれているところもあった。気やすめだけど、ちょっと安心。

山頂へつめる鎖場のガレ。足を乗せると岩が割れて崩れ落ちた。雪解けでボロボロになった岩。こんなのに出会ったら怪我するよ・・・。足場になるところに置き換えてもらう。

大黒岩へ寄り道。
一の谷新道のテラス岩を見下ろす。


冠峰碑。
近くではタテヤマリンドウがあちこちで咲いていた。

記念碑。
蕾がいっぱい。


鎌ケ岳。
直下の岩が雪解けで緩んでいる。落ちてきそうで怖ーい。下敷きになりたくないので尾根伝いに行く。

単独男性。
何処から見えたのですか?「どこって名前わからない。いつも歩いている道だから」もしなにかあったら鎌ケ岳の何処にいるって連絡するのだろう!自分の歩いているルートはちゃんと言えるようにしたい。

単独女性。
道具が年代物。こちらはザックを重くしてトレーニングする逞しい山やさん。私なんぞそばへも寄れない・・・。




鎌尾根末端の岩場から。
白ハゲのザレを雪みたいと気持ちよく降りていたらずいぶん下まで降りてしまった。なんか見慣れない景色にそうと気づいて、慌てて登り返す。
あちこちにシャクナゲの葉が生き生きして花芽が膨らんでいる。ワイン色のイワカガミも艶やかだ。



犬星の滝へ。
バイカオウレンの小さい花がいっぱい。ショウジョウバカマも苔も綺麗。
岩肌には氷が張っている。蕾の先がピンクに膨らんだイワイチワも見つける。



透き通った緑の流れに魅せられる。その清らかさと水音に心あらわれる。
滝や川の水の音は脳をリラックスさせるそうだけど・・・。頷ける。

登山口堰堤ではミツバツツジが芽を出していた。


2010年4月3日 くもりときどきはれ

P7:00〜(長石谷)〜鎌ケ岳9:10〜武平峠9:45〜P10:30

三月はよく動いたせいか膝が疲れている。明日は焼岳へ行く予定なのでちょこっと歩きにしよう。

谷の花はどうなったかな?咲いてました、一輪。今年一番乗りのイワウチワ!



犬星の滝は日が射して明るい。谷は風が当たらないのであたたか。

岳峠。
見上げる鎌ケ岳の岩場が春の陽に輝いている。ちょっとアルプス的で格好いい。踏み跡どおりに行くとガレ場下へ出た。振り返る鎌尾根は優しい薄緑色。

鎌ケ岳山頂。
周囲の山もすっかり薄緑。雨乞の山頂、望湖台の笹の緑が綺麗。やわらかな春色だ。立ったまま柏餅一個ほおばる。

峠道は風が冷たい。日よけ付き帽子の日よけで耳を覆う。1000mの稜線でこんなに寒いのだから、今日の3000mはまったくの冬山だろう。明日はおさまるかな?

武平峠。
バナナで一息入れて・・・。御在所へ行く人と別れて、私はここから降りることにする。
崩壊箇所の工事現場近くになるとガードマンが登って来た。「今、石を落としているので危ないですから」と下まで付き添ってくれた。頭上の岩場からはパラパラ小石が落ちてきて本当に怖かった。八月には通れるそうだ。

大黒岩とゴンドラを見上げ登山口へ。さあ温泉で脚の筋肉をほぐして明日に備えよう。

今日も先着100名様の「春うらら日帰り無料入浴券」がついてきました。

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