鎌ヶ岳 

       1162 (三重)
2011年7月30日 くもり

P7:00(中道)〜朝陽台8:45〜望湖台9:15〜武平峠〜鎌ヶ岳10:40〜(尾根から三ツ口谷)〜P12:10

何か月ぶりかな?Oさん、Mさん等とご一緒。自然観察の先生方の話を聞きながら歩く。専門的なお話に大学の講義を聴いているような気分・・・


旧カモシカセンターに鹿!三頭の家族?小さいのが一頭、お腹の大きいお母さん鹿も。じっとこちらを見ている。なんかいるなっていう目。しばらく見つめあう。今まで出会った鹿は、素早く逃げるか声だけだった。鹿との出会いにドキドキ・・・

カモシカとは、何度も見つめ会ったことがあるけど、鹿は初めてだから!


オトギリソウの花が小さい。アルプスの五分の一くらいの大きさ。でも御在所にどうして3000m級の山と同じ花が咲くのだろう?

望湖台。
アキアカネがいない。私は、勝手に、こんな日は木の下に隠れているのかなと思っていた。一度登ってきたら、夏の間、ずっと御在所山頂にいると思いこんでいたから。
ところが先生方いわく、実はトンボは通っているのだそうです。上昇気流に乗って、毎日避暑に来るとか。

そういえば、先週本谷でT尾さんがGマークのトンボを見つけた。前回山頂で印をつけられて帰った、そしてその日も下の谷から山頂へ向かっていたんだ。初めて知った!


武平峠。
セミが鳴いていない。先週はやかましいほどだったが。気温が26度になると鳴くらしい。それまでは静かにしている。一人だけ頑張っていてもメスも来ないから。

それに、なんとカメムシの仲間だって!

七年、土の中にいて、一週間の命。親は幹に卵を産みつける。(私は土に産みつけると思っていた)子どもはそこから自分で土に降りて潜る。七年経ってまた自分で木に登る。一週間なきつづけて、メスと出会って、一生を終える。セミも、命つなげるために、がんばってるんだ・・・

このあと、自然観察教室のお仕事でOさん等は武平峠から降りた。

鎌ヶ岳手前で弱っているセミ。
小さいからヒグラシかな?目の下辺りが緑で綺麗。樹液を吸うストロー見たいなのがお腹の真ん中に長い。複眼の間にも目がある。複眼は人間の目と違って、「何かいる」という程度しかわからないらしい。

こんな小さな体でどうしてあんな大きい声が出るのだろう。じゃばら状のお腹はからっぽみたいだけど。

知っているつもりでいたセミやトンボのこと、知らないことばかり。改めて夏の虫に思いを寄せることができました。いじらしく思えて、
「がんばれ」って呼びかけたくなります。


鎌ヶ岳。
アブやコガネムシが飛んで来た。色んな虫が活発に活動している。


鎌ヶ岳のオトギリソウも小さい。「こんなところに!」と思う岩の隙間に凛と咲く姿に心打たれる・・・

長石谷のイワタバコ。先週も余り変わらず、そのままだったから、今日は尾根から。



三ツ口谷からの風を期待したのに、あまり通らない。時々、尾根が空いて、風がやって来る。気持ちいい。汗かいて、夏の風の心地よさを感じられて幸せ。

木が切り出された鞍部から三ツ口谷へ。

水の傍へ行くとスッと汗が引く。涼しい!


Tさんは、小滝でイワタバコ観察。まだのようだ。「こんな下で、まだだから、もうちょっと先かな?」この花は、葉が生き生きして大きくなってからも、咲くまでには随分時間がかかるようだ。

ダム湖跡の水辺はうっすらみずいろ。空の色を映した夏色。

木立を吹き抜ける風と、谷の水に涼をもらって、御在所の夏を満喫しました。

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