鎌ヶ岳 

       1162 (三重)
2011年10月8日 晴れ

P7:00〜長石谷登山口〜犬星の滝〜鎌ヶ岳9:40〜武平峠10:40〜P12:00

落石だらけの本谷は怖い!「それでは今日はいつもと反対回りで鎌ケ岳から登りましょう」とT尾さん。

Imの滝あたりから、ダイモンジソウが現れる。

この花は、岩と水が好きらしい。次々色んな表情で迎えてくれる。


犬星の滝。
丁度滝にスポットライト!朝日が滝を浮かび上がらせているのだ。水しぶきが輝いて、虹が綺麗。降り注ぐ霧の中で、しっとりダイモンジソウ観察。
見上げると、滝の上の方まで白い花が咲いている。霧がふりかかって、どの花も生き生きしている。

きっとこんな環境が一番好きなんだろう。その後も花は咲き続けていた。


アキノキリンソウもまだ健在。

この白い花はセリ科のイブキボウフウかな?伊吹山で見たような・・・


今日の見おさめダイモンジソウ・・・ 


岳峠。
手前でヤシオ?の紅葉が始まった。峠付近の木々は、台風で葉が飛ばされたらしく裸んぼ!紅葉しようにも葉がない。岩影にわずかに残った黄葉だけが秋らしい。



鎌ヶ岳山頂。
周囲の山は春霞のようにもやっとしている。北に御在所を望むと、どことなく山肌が赤く秋の色。

鎌ヶ岳の北斜面の岩場はどんどん崩れている。ここを降るのは難しいのに、相方らは大岩から尾根伝いに降りて行った。私はいつもの前尾根似の岩場から。


展望台。
ヒオドシチョウがひなたぼっこ。ママコナもまだ咲いている。


武平峠。
足の筋肉痛がイマイチの人は、御在所へ行く人と別れて、ここから降りる。
先週と同じパターン。いつになったら足が軽くなるのだろう・・・



ウマオイか?バッタなど秋の虫が、アカマンマやススキの間から、入れ替わり立ち替わり、目の前に飛び出して挨拶してくれる。後ろ足が強いのか、自分の背の何倍も大きくジャンプする。逞しい!
昼間、何を食べるとあの綺麗な音をだせるのかな?聞いてみたいがすぐに飛び跳ねて行ってしまう・・・



工事は終わった。スカイライン道路の舗装も完成し、やっと元に戻ったようだ。

この辺りでは、少し木々が色づいている。頭上から光いっぱいの黄葉シャワーを浴びる。いい気分。


早いので、山の家前の河原に降りてみよう。飛び石を超えると、白い河原と澄んだ流れの彼方に御在所岳。何処となく屏風岩も秋の色。いつの間にか霞がとれて、青空が広がってきた。足元には白い砂。そこにドングリ。砂が黒く見えるほど落ちている。

北海道で、今年はドングリが不作で住宅地までクマが出没しているらしいが、持って行ってやりたいくらい。

居心地がいいので、のんびり風や水と遊んでいると、堰堤近くの砂に肉球のある結構大きい足跡が重なっているのを発見。いくつも・・・何?いつかのアライグマ家族?

ちょっと怖くなって登山道に戻る。
登山口にはアケビの皮が・・・もしかしてこれもさっきの動物の仕業?


所々に、毒々しいまでに、真っ赤に熟した木の実!イヌザンショウかな?

やっぱり今日も山に来てよかった!秋色に染まり始めた木々や、秋の虫に出会えたから。

私がのんびり温泉を楽しんで上がった頃、相方たちはGホテルに辿りついた。足の速い人たちは御在所峠道から中道をトレランしたらしい。嬉々として駆ける姿が目に浮かぶ。やっぱり爽やかな秋はいいね!

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