鎌ヶ岳 

         1162 (三重)
2012年6月2日 くもりときどきはれ

P6:40〜(中道)〜朝陽台〜望湖台9:15〜武平峠〜鎌ヶ岳10:55〜(三ツ口谷)〜P12:55

今にも雨が降り出しそう。天気がよくないせいか車が少ない。早く行動してしまおう。

歩きはじめると、足が重い。昨日は筋肉を休めたけど・・・その前、3日連続ジョギングしたから?それとも体重が増えたから?剱岳北方稜線縦走後、一カ月間、疲れが取れなかった。あの時と同じ?!私の筋肉って、修復するのに時間がかかりすぎ・・・


コアブラツツジ、イワカガミ、ヤマツツジ。
タンナサワフタギに花!



キレットの上。
S田さんが降りてきた。新穂高から焼岳登山のおみやげ話、あると思ったトレースがなく厳しい雪山歩き。山頂手前のトラバースはアイゼンをつけたそうだ。六月の北アルプスはまだまだ冬なのですね?!

そこへTさん。今日は裏道からじゃなかったのですか?


エルガーフエイスの壁。
新緑に縁取られた岩壁もいい。かざぐるまみたいな、シロヤシオの葉!花がないので、葉ばかり見つめる。


豪華版イワカガミ!この花は強くて、花期も長い。


ツボスミレ?
白スミレ。フモトスミレに似ているが葉が丸い。


時々サラサドウダンの蕾も見つけるが、こちらも花数が少ない。他のどの木を見ても、枯れていたり、元気がなかったりする。酸性雨か?はたまた鹿の食害?

一週間前より、みどりが濃くなった望湖台。タテヤマリンドウは、まだまだあちこちに。


展望台あたりで、○○ユリの蕾。今日の一番だけど、鹿に食べられないことを祈るばかり・・・

鎌ヶ岳。
掘割道がどんどん削られて深くなっている。いつか大岩も崩れるかもしれない。なんせ三ツ口源頭のもともとの道は、冬に雪遊びするあの谷だったそうだから。今も少しずつ変わっているし・・・雨や台風という自然彫刻家は、こうやって大地を切り刻んでいく。

左の、ほとんど何年も変わっていないという前尾根似の岩場を歩いて、大岩に立つ。やっぱり乾いた岩はいい!

谷風。
昼間、下の谷から山の斜面に登って来る風。

山風。
夜は山から谷に向かって吹く。


今日の御褒美はブルーベリーとトマト。これからはフルーツの季節。
座っていたザックから、ざらざらした岩に腰を移し、岩を感じる。これは前尾根てっぺんにいる気分だ!

ホオの花はどうかな?と谷を見降ろすが、見当たらない。○○○ナゲには粉をふいたような新芽が出ていた。

尾根から草原を超え、鞍部から三ツ口谷へ。



小滝で待っていてくれたのは、可愛いタニウツギ。咲きはじめで花びらが瑞々しい。今日の綺麗どころナンバーワン!

ダム湖跡では背が高いツボスミレ。エゴの花は見あたらない・・・


最終章。
堰堤下では、コナスビ、タチフグリなどの小さい花々。普通なら目にも止まらない花・・・温泉へのスカイライン沿いで見つけた白い花は「ヤマアジサイ?」かなと、車から降りて見に行く。それはガマズミだった。


晴れたり曇ったり猫の目のようにコロコロ変わる空模様だった。まったく山の天気はわからない。

夏が来るその前に、雨の季節がやってくる!そのことを教えてくれているような御在所でした。

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