鎌ヶ岳 

         1162 (三重)
2012年6月10日 はれ 強風

P6:20〜(中道)〜朝陽台〜望湖台〜武平峠〜鎌ヶ岳(10:15〜10:45)〜(馬の背尾根)〜犬星の滝11:30〜(長石谷)〜長石谷登山口12:20〜P12:30

梅雨入りした御在所。まだ六時過ぎなのに、駐車場は満車です・・・

ちょっと山の方に入ったら、靴下にヒルがくっついてきた。エアーサロンパスでシューシューする。朝から、気分わるー・・・近くの人が「先週、一の谷にもいた」と話してくれる。これからはヒルの季節だ。気をつけようっと。

隣にMさんが入った。池の平小屋のK池さんと御一緒。ボランティアで藤内小屋へ行かれるようだ。我々は中道。

出発しようとするとT尾さん到着。しばらく待って、一緒に歩きだしてから、ドアロックが不安になって確認に戻る。待ってる時間があったのに・・・ゲートの二人に追いついて再び出発。

天気がいいので、登山者が多い。昨日、雨で山を我慢した人も、今日に集中したからよけいに。


ショウジョバカマは25cmほどに伸びてデカイ。種はもうなかった。遠くまで飛ばせたかな?子孫を残す為の努力が実るとイイね。

小さくて目立たないコアブラツツジ。蕾のない、笹に似た葉を所々で見かける。風がキツイ。

富士見尾根末端の岩場。
タテヤマリンドウは、皆、ソフトクリームになっている。天気がよくないから?

朝陽台。
タンナサワフタギの小さい花があちこちに。

遊歩道。
花数が少ないサラサドウダン。山頂でもタニウツギが咲きはじめた。ベニドウダンは見あたらない。


しぜん学校。
Mさん到着。中道裏道と大回りで。今日は早じまいとかで、峠まで御一緒します。
私が二回目西尾根に行った日(5月19日)一時間前に同じところを歩いていたそうで。三週続けて行ったのでは?!「もう、案内できます」とは、さすがです。そして、今日のツルアリドウシ情報もいただく。「蕾ができてるよ!」ぼんやり歩いている誰かと違って、しっかり自然観察、山に向かう姿勢がいつも前向きです・・・

望湖台。
ショウキランの蕾が膨らんでいた。そして、笹に似た葉はどこにもありません・・・ガッカリ!

左に折れて記念碑へ。この辺りのタテヤマリンドウの花は終わっていた。もう双葉みたいになって、種が飛んだ後のようだ。

ウグイスにまぎれて、ホトトギス!
今季、初鳴き?初聞き・・・この鳥は夏を感じさせてくれる。カッコウはまだかな?

托卵するのも大変らしい。人任せ?だし・・・いや鳥任せかな?でも鳴いているってことはちゃんと命繋いでるんだよね。ツバメも激減しているらしい。どの鳥にも、「頑張れ」ってエールを送りたくなる・・・

武平峠。
ここは、タニウツギ絨毯。昨日の雨で散ってしまった。Mさんと別れて、鎌ヶ岳へ向かう。

タンナサワフタギの白い花が多い。ヤマツツジも。


教えてもらった通り、ツルアリドウシに赤い蕾!めちゃ小さい。


やっと、サラサドウダンらしい花が現れた。チャンスとばかり写真を撮る。今日の一枚はこれ!「満点星」とT尾さんは満足そう。


大地は田んぼの緑と麦秋の黄金色パッチワーク。御在所はガスったままだ。


鎌ヶ岳山頂。
風をよけ、祠前で一休み。飲むヨーグルト、あんぱん、トマト、酸っぱいブルーベリー・・・傍で、ミツバチがせっせとお仕事!人はぞくぞくと押し寄せてくる。鎌ヶ岳は超満員!



馬の背尾根へ。
キララの上で、岳峠からと武平峠からの風がぶつかってグルグル回る。生きているみたいな霧に見惚れる。美しい・・・

三岳寺へ降りたい方から声をかけられて、分岐までご一緒することになりました。

廊下から左に折れる。尾根から鎌ヶ岳は見えない。真っ白!しばらくは全く風を感じない風の影?に入った。その後、うそみたいに風が強くなる。吹き飛ばされそう。


白はげ。
キララヘの尾根にホオの花!木が大きいから、こんな遠くからでもはっきり見える。

谷への分岐で三岳寺さんと別れる。話を聞いていると、藪こぎでもなんでもやるタフな方のようだった。

長石谷に降りるとみどりと光が溢れていた。青空も広がった。
ルリビタキかオオルリか?や、ミソサザイの澄んだ美しい声が谷に響き渡る。うっとり・・・


ダイモンジソウやイワタバコの葉が大きくなって出番を待っていた。きらきらこぼれる木漏れ日がみどりの葉をよりみどりに輝かせて、美しい。
チャルメルソウ、シロイトソウ、ナルコユリ・・・


堰堤で、モリアオガエルの卵発見。二個。一個は下に水がないけど・・・
この辺りの緑は、もうすっかり濃い夏の色。


登山口や駐車場ではウツギが満開。素朴な白い花に、心がほっこりする。


花、鳥、風、緑の山、何もかもに、夏を感じました。朝が早いと行動も早い。体も楽ちん。いいことずくめ!

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