唐松岳

       2696 (長野)

2009年3月14日 雨

自宅8:00発〜豊科〜道の駅松川(昼食)〜白馬第五P(12:30〜14:00)〜ゴンドラ〜リフト〜黒菱のリフト(停止)〜車中泊

雨が降り続いているのに、前日に池山荘まで行くと行程が楽だろうと出かける。ところが冬の嵐。真冬並みの寒気がきている。
池山荘手前のリフトが強風のため、止まってしまった。「ここから歩こう。」というがホワイトアウトで一寸先も見えない。私は凍えて歩けないよ。
最終リフトで降りることにする。そのリフトも途中で数回止まる。ここで動かなくなったら凍死する・・・。はらはらしながら降りる。これではゴンドラもいつ止まるやら。リーゼンスラロームで競技している人は大丈夫なのかな?

上へ行けずに残念だけど無理してもダメだから・・・。今日は駐車場でテント泊。私は車中泊。隣りにK日井峠の会の四人さん。(男性三人、女性一人)色々情報をくださる。迷った経験から赤旗の横に違う色の旗を立てるとどちらに降りるかわかるのでいいそうだ。今はGPSも併用され安全登山。
「大雪渓酒造」の地酒であたたまる・・・。

2009年3月15日 はれ 強風

P7:00発〜ゴンドラ7:30〜池山荘8:30〜八方尾根八方ケルン下〜P

スキー場はあまり風がない。ゴンドラもリフトも揺れないけど、黒菱はガスッている。

池山荘。
私等はスノーシュー。夫はワカンをつけ、いざ出発。前にボーダー、山スキーヤーが数人。最中雪が大きく割れて歩きにくい。峠の会四人さんはスノーシューをアイゼンに付け替えている。



ガスが切れると、真白き峰が時々顔を出す。ケルンが見えてきた。がその直前から強風が吹きぬける。耐風姿勢で腰を曲げてやり過ごす。もう既にここでいつ吹き飛ばされてもおかしくないほどきつい。
避難小屋までの平らな大地は足を踏ん張って歩く。白馬三山が白い。

上のケルンから降りたという人。「風が強すぎて一歩も進めない。」前にも三人いたそうだが今停滞中。しばらく見ているとその人たちも降りて来るようだ。
スキーヤーやボーダーは何処からでも滑り降りるからいいけど・・・。
思案の結果、我々も撤退することに。先日、滑落事故があったばかりだし、強風のこんな日に進むのは危険だ。


山頂付近には雪煙があがる。下界にも。吹き荒れる風の強さは相当なものだ。
池山荘への降りも危ない。凍った斜面にスノーシュー同士重なってつまずくし、風に吹き飛ばされそうになる。右手遠見尾根の谷へ落ちるよ。
平らな雪面を歩くのにスノーシューはいいが、斜面を横切る時は注意が必要だ。
登山道へ戻ってきたボーダーもあやうく滑落しそうだった。強風とアイスバーン上の新雪だから難しいのだろう。
風がきついといつもできる事が出来なくなる。


体は熱くても汗をかかない。風に体温を奪われ、体感的には氷点下の世界。もっとかも・・・。手がかじかんだままだ。
神社前にフクジュソウが咲いていた。ザゼンソウの蕾も・・・。


四度目の雪山唐松岳は強風。真冬並みの寒気に大荒れでした。あきらめて乗鞍高原へ移動



乗鞍高原(スノーシューハイキング)〜休暇村・安曇乗鞍温泉〜(せせらぎ街道)〜(郡上〜羽島)〜自宅

観光センターの駐車場。周辺に芽吹き始めたカラマツが山肌を赤く染めて綺麗。真白き乗鞍岳を望む。



善五郎の滝へ雪の林を歩く。ベタベタ雪でトレースをはずすとはまり込む。
滝手前の淵には一面の氷。突然、見事な氷ばくが現れ圧倒される。美しい・・・。
展望台へもいってみよう。白い滝の上に白い乗鞍岳。
帰りはどこでも白樺の林を歩く。白い大地と白い木々と蒼い空。めちゃめちゃいい気分。




乗鞍高原スキー場から休暇村へ。
乗鞍岳を途中まで登ったという人がスキー場から降りてきた。やはり風がきつく撤退?
リフトを二つ乗り継いだらしいけど・・・。次はここから乗鞍岳へ挑戦したい。

休暇村の安曇乗鞍温泉。
露天風呂からスキー場コブ斜面が見える。マンサクが膨らんでいる。湯船に浸かって雪と花を楽しむなんて風流・・・。
荒天のお陰で? 一日に唐松岳と乗鞍岳、二つの山を見る事が出来てハッピーでした。

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