キララ峰

       888 (三重)
GOZAISYO

2009年10月10日はれ

P7:05〜(中道)〜朝陽台8:30〜望湖台9:05〜記念碑〜武平峠〜鎌ケ岳10:45〜キララ峰12:40〜(稲森谷)〜二俣13:35〜潜戸の滝14:15〜P15:00

本当は御嶽山へ行きたかったが、昨日の寒さに冬を感じて・・・。中道へ。
御在所から見る御嶽山は山頂付近に雲がかかっている。やはり雪かもしれない。


キレット。
コブシの岩に立っているのはTさんらしい。少し色づきはじめた富士見尾根の岩場、綺麗だ。足の速い人にはなかなか追いつけず、富士見岩でやっと・・・。

いつの間にか朝陽台も少し秋の色。


御岳神社の尾根もどこか明るい。望湖台へあがると上水晶の尾根が淡く黄色。先日歩かれたその尾根道の話を聞く。
記念碑辺りは踏み跡があるが、途中から、道なき道を黒谷沿いに降りたそうだ。クラ谷は荒れて埋まっていたらしい。そんな所不安で歩けないよ・・・。


アカヤシオの強烈な赤に見とれる。天指し岩辺りの峠道も少し色づき始めている。

武平峠から展望台。
足元にはドングリがいっぱい。ほとんどミズナラ。まんまるのクヌギを探すが見つからない。標高の低い御在所にはないのかな?
赤い実をつけたこの木はなんだろう?左俣が淡い秋色・・・。三ツ口源頭部もほんのり・・・。



鎌ケ岳。
山頂直下もちょっと色づき始め、鎌尾根も何処となく秋らしい・・・。空が高くて広い。そして青い。澄みきった秋空だ。地平線に沿って、定規をあてた様に雲がまっすぐ伸びている。
空気が澄んでいるので下界もくっきり見える。知多半島も伊勢湾の島々も何もかも・・・。

ロート雲?竜巻がおきるようなその形に見惚れていると、急に雨乞岳の方から黒雲がやってきて暗くなった。ポツポツ雨だ・・・。
きょうは快晴との予報に傘をもってない。急いでカッパを着る。バタバタしている私の横で、Tさんは慌てる様子もなく傘をさして「直ぐ止みますよ。」と悠然と構えている。
香りのいいカナダの紅茶を頂きながらオニギリをほおばっていると本当に雨は上がった。通り雨だった。何故それがわかるのだろう?
「今日、御嶽山へ行っていたら、霙か霰かだったろう。」とも言っている・・・。たぶんそうでしょう。


流れる低い雲と、まったく動かない高い雲。蒼く透き通った空を舞台に華麗な舞を繰り広げる雲に釘付けになる。めちゃくちゃ優雅な時間。何時までも見ていたいけど・・・。

降りはキララ峰へ。


三岳寺への道を分けて三叉路を直進。笹を掴みながら急降下する。以前迷うと思った草原はまっすぐ降れば問題ない。

下草も笹も消えて掃除したような林になる。崩壊斜面を二箇所超えて、たかまき道を行く。その後、苔むした道となりヌタ場が見えてキララ峰山頂。

山頂は背が高い木々にかこまれて展望は望めない。鎌ケ岳、湯の山温泉の案内板があるだけ。杭に乗って、樹間から微かに御在所を見る。


稲森谷へ。
標識までもと来た道を戻る。右に進んで右手下の稲森谷へ道なく道を下る。降り立った谷を振り返ると岩に赤丸ペイント。砂防の赤い案内板もある。さらにガラガラした谷を降る。

二俣。
ここにも砂防の赤い看板。いつかアケボノソウを見つけた堰堤だが、今日は咲いていない・・・。

広い川原を越えて東海自然歩道に出る。道は風雨に削られ荒れていた。木の階段や橋が現れるが、ほとんど人が入っていない。踏まれていない。


大堰堤に着いて潜戸の滝。
水量が多くて迫力満点。手前の岩壁に名前どおりの暗さを感じる滝。川の石を飛んで左岸沿いに湯の山温泉バス停へと進む。

少し手前に馬の背尾根を直進すると降りられる出口があった。川のふちを歩いていくと涙橋に僧兵祭りのかがり火が準備されていた。

ふと甘い香り・・・。思いがけず、湯の山のキンモクセイに迎えられる。めっちゃハッピー。

石畳のある旅館前から古い橋を渡って大石公園へ辿りつく。駐車場には3時到着。よく歩きました。はなまる!

でも「もう一度このコースを歩きなさい。」と言われると自信がない。方向音痴の私はなかなか覚えられないのです。この道・・・。


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