大樺沢

          3193 (山梨)
KITADAKE

2009年8月11日

20時自宅〜24時戸台P(車中泊)(長野県伊那市戸台)(仙流荘前)

2009年8月12日

戸台P5:50〜北沢峠6:30(バス乗り換え)〜広河原P7:50〜(大樺沢)〜二俣11:00〜(取り付きを探検)〜二俣12:30〜白根御池小屋13:00(テント泊)

ザックの重さ、夫23キロ。私13キロ。今回は登攀用具があるので重い。
戸台からの南アルプス林道バスは5台ほどで出発。
戸台〜北沢峠¥1200  北沢峠〜広河原¥750 
峠にはトリカブト、ミヤマオダマキなどの花が咲いていた。バスを乗り換え、未舗装の部分もある道を野呂川の深い谷を見下ろしながら揺られ、広河原到着。



青空に緑の北岳が聳える。格好いい。沢上部に随分雪渓が残っている。バットレスはどの辺りだろうと思いながら、つり橋を渡って右に進むと広河原山荘前へ。

センジュガンピやキツリフネ、レイジンソウなどの花を見ながらの登山道。北岳の雪どけ水が溢れている。その音を聞きながら森の中を進む。木漏れ日が木々の緑と水をキラキラ輝かせている。心研ぎ澄まされる・・・。 

バイオトイレがある二俣到着。肩の小屋へ進む人が多い。ここにザックを置いて、散歩にいくことにする。
この紫の綺麗な花は何だろう。後で調べてミヤマハナシノブと知る。白馬と北岳に咲くそうだ。透き通るような青に魅せられる・・・。近くにグンナイフウロも蒼い。
雪渓を歩く。沢を右に入ってみる。踏み跡がないような・・・。一時間ほど遡るがここはバットレス沢ではないようだ。不安定なガラガラした沢を戻る。


白根御池小屋へ。センジュガンピやシモツケソウなどのお花畑の道を辿ると池があらわれ小屋到着。南アルプス市営の新しい小屋。トイレも綺麗。前日から入っているI木さんと会う。テント設営一回¥500

池の近くにM大学山岳部のでっかいテントが二張り。岩登りから帰ると掛け声とともに体操。その後新一年生は水をくんで運んだり、食事の用意をしたりと、とても大変そうだ。若い頃に山をやりたかったなと思ってる私にはうらやましい光景・・・。

夕食、パン、紅茶、ミニトマト、ブルーベリー。
小屋の情報によれば明日の天候は良くないようだが・・・。


2009年8月13日 小雨

小屋4:30〜二俣5:00〜bガリー大滝7:00〜(大樺沢)〜八本歯のコルから分岐10:00〜二俣11:40〜小屋12:10

ガスっている。ヘッドランプをつけて出かける。大滝につくと、前に2パーテイ。小雨が降り出し、岩が濡れている。前の人達はスタートしたが・・・。
滑りそうだし、天気が回復しそうにないので我々はあきらめる。

やる事がないので八本歯まで散歩に行くことにする。小雨が降り続いて、辺りは何も見えない。木の階段が次々現れた。
イワギキョウ、ウスユキソウ、オトギリソウ、キンバイソウ、タデなど花が多い。蝶のような花!後で調べたらタカネビランジ。花に励まされて歩く。

八本歯のコルを右に進むと、ガラガラした岩場になった。ケルンの替わりに木が立っているが迷いそう。

北岳山荘と北岳山頂の分岐の案内板。夫々ここから50分。往復100分。何も見えないし、明日の為に疲れすぎないように今日の山頂をここにする。


木の階段は滑るので慎重に。天候が良くないのに広河原からはカッパを着た人が数珠繋ぎで登ってくる。

テントへ戻る。M大学山岳部はこんな日でもピラミッドフエースへ行ったそうだ。小屋のベランダが広く、カッパなど濡れた物が干せて助かった。
夕食、ご飯、梅干し、ブルーベリー、ういろう。
明日の予報は「はれ」

「北岳バットレス」へつづく。

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