北穂高岳
    
3106m(長野、岐阜)

KITAHODAKADAKE

涸沢からのつづき。

2015年5月3日 はれ

涸沢4:30〜(北穂沢)〜北穂高岳7:50〜(北穂沢)〜涸沢11:00〜(テント撤収)〜横尾13:30〜徳沢15:00(テント泊)

アイゼンをつけて出発。北穂沢の雪は少ないが、堅くしまっているので歩きやすい。朝日がさしてきて、奥穂高のモルゲンロート。奇麗!


高度があがってテント場が随分下になった。前穂高岳と同じ高さになってきた。


ゴジラの背も超えた。目の前は青と白の世界!



松波岩が見えて大きく迫ってきた。急斜面を登りきると北穂高岳頂上。やったー!


気分は最高。大キレットから槍ヶ岳の壮大な山並が目の前に広がっている。笠ケ岳から続く白い峰々も美しい。前穂高の後ろには微かに富士山も。360度どこを見ても美しい!めっちゃハイな気分。

北穂高岳。
小屋前には雪のベンチが登場していた。警備隊さんがゴジラの背から到着した。装備をジャラジャラ、格好いい!

暖かくて穏やかな北穂高岳山頂を満喫。いつまでも居たいけどそろそろ降りよう。


涸沢からはどんどん人が登ってくる。滑落したら他の人も巻き込むことになる。慎重に確かな一歩で行こう。陽がさしてきて雪が溶け始めたし・・・

先ほどの警備隊さんが近くにいるので、お利口にしなくては・・・でもシリセードもしたいし・・・一回だけ、シュルルー!



高度が下がって、目の前にテント場が見えてきた。

明日は雨の予報。さっそくテント撤収。前日から山に入って奥穂高も登頂したU田さんも帰るそうです。

雪がグサグサになってきた。でも降りは楽。明日の悪天候予報にもかかわらず、涸沢を目指して次々人が押し寄せてくる。


屏風。
突然ゴーッと地響き。見上げると岩の間から雪崩。思わず退いてしまう、ここまではこないと思っても。スケールが違う、なんて凄まじい。頭上で突然そうなったら埋もれるしかないよ、動けないのだから。本物の雪崩に遭遇しドキドキ・・・

横尾から徳沢への道には、ニリンソウいっぱい。

徳沢。
U田さんは上高地まで降りるそうでここでお別れ。又、御在所でお会いしましょう。

芝生いっぱいにテントが張られている。今日のロッジは工事中で入浴できないそうだ。仕方がないのでテント設営後、徳沢園で食事。薪ストーブで暖まる。

テント場も芝生なので温かい。雪じゃないからね・・・


2015年5月4日 くもりのち小雨

徳沢7:00〜明神〜上高地9:00〜沢渡10:00〜白骨温泉(日帰り温泉)〜自宅17:00

予報どおり朝方に雨。その雨も歩き始める頃にはあがっていた。道端には雨にぬれたニリンソウが奇麗。背丈が高くなったハシリドコロも多い。

上高地。
フキノトウも皆、開いて夏の風情。お別れなのに、穂高は雲の中。帰りもタクシーは相乗りで。

沢渡で、咲き始めた桜を眺め、白骨温泉へ向かう。小雨が降り始めた。霧雨に濡れながら、深山の白濁したお湯に浸かる心地よさ。大満足!

明宝では、S田家の芝桜を、車窓から楽しんで、今回の山旅は終わった。


3日に前穂高岳で落石、5日には奥穂高岳で滑落事故があったそうだ。私の膝のトラブルもなく、無事北穂高岳登頂できてよかった。登れなかった奥穂高岳は次回の目標にしよう。


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