|
池平山小屋や池塘も見えてきた。足元はチングルマ、キンコウカ、カラマツソウなどのお花畑。
池平小屋到着。
やっとI藤さんに会えた。いよいよ小窓雪渓へ。展望台から見下ろす小窓雪渓。誰も歩いていない。谷に降りる手前でアイゼンをつける。
音もなく岩が落ちてくる事があるので、たえず上を気にしながら歩こう。
|
雪渓は硬すぎず柔らかすぎずアイゼンがよく効く。冷気が雪渓表面を流れて幽玄の世界。冷蔵庫に入ったようにひんやりしている。八月にアイゼンをつけ雪を歩けるなんて・・・。
一時間ほどまったくの別次元にいたことになる。
|
前方左手に小窓王らしき岩場が現れ小窓到着。ここは剣岳本峰からの北方稜線上だ。今から池平山までその一部を歩くのだ。ハイマツの幹や岩場の微かな踏み後を辿る。ガスッて景色がないので不安・・・。
ロープが切れて垂れている。そこから下に行くのかと行ってみるが踏み跡らしきものがない。迷い!もう一度分からなくなった所に戻ってみる。よく見れば稜線上に踏んだ跡。そちらへ進む。ここで40分のロス。
再び踏み跡がない。水が流れた跡でも道に見えるので要注意。
稜線上の岩場に上がってみると巻き道と合流していた。富山県側がスパッと切れ落ちて危険だから反れて巻いたりしているようだ。
「池平山から仙人池」につづく。 |
|