宮指路岳 

       946(三重)
KUSIRODAKE

入道ケ岳からのつづき。

2009年11月21日 くもりのちときどきはれ 

小岐須渓谷大石橋P7:00〜(池ケ谷)〜入道ケ岳8:40〜(イワクラ尾根)〜イワクラ9:30〜イワクラ尾根分岐10:00〜小岐須峠10:53〜宮指路岳11:04〜三体仏岩(11:22〜12:00)〜(ヤケギ谷)〜P12:55
 
イワクラから登山道に戻り先へと進む。奥の谷への分岐を通り過ぎ、右下に谷を見おろすと見事な黄色。今日あたりきっと綺麗だろう。

やっとイワクラ尾根分岐に出た。通報ポイントイワクラ尾根@の標識。ここまでの尾根歩きがきつくておなかがぐーぐーいいだした。おにぎり一個を頬張って・・・。これでもうひと頑張りできるよ。
大岩谷から来た二人は地図とにらめっこして、先に進んだ。

我々にとって、ここから宮指路岳へは未知の世界だが・・・。
尾根通しに進む。落ち葉がいっぱいで踏み跡が消えている。枝道が出てくるとさっぱりわからない。道が枯れ葉で覆われる秋は迷いやすいそうだ。滋賀県側に行かないように、左へ左へと三重県側に振るように意識するといいとか。
左手に大きい岩が現れる。さきほどの二人がそのなだらかな丸い岩塊に立っている。



しばらく進むと、なにか白い三角の塔が目に入る。なんだろう?御在所の記念碑ではないし・・・。それは先ほどのイワクラだった。蒼い山に「白」は良く目立つ。そのあとは大きい入道ケ岳を見下ろして歩く。この山は尾根が小岐須へぐーんと伸びて長い。ボリュームがある名前どおりの山だ。

朝会った大阪さんが前方からやってきた。赤テープを木に巻いている。それを目印としてありがたく使わせていただく。他にほとんどペナントらしき物はない。大きく左に折れる所にはじめて赤と黄のテープを見つける。それを見落としたらまっすぐ滋賀県側へ行ってしまいそうだ。
小岩に乗って、歩いてきた山並みを眺める。鎌ケ岳の左にでこぼこの鎌尾根、その左に御在所、上水晶の左岸尾根も。緩やかに延びた、いかにも迷いこみそうな尾根だ。

前方に宮指路岳のシルエットが見えてきた。先週仙ケ岳から見たものの裏返し。山が見える日にはそれを目指せばいいが、ガスが巻いているとわからない・・・。


小岐須峠。
小社峠が小峠でこちらが大峠。ここからのカワラコバのルートは又次の機会に。
ちょっと登りが現れて平坦になると、宮指路岳山頂。

カワラコバ通報ポイントRの案内板から右折れして、岩の見晴台へ進む。風で吹き飛ばされそう。



目の前には、電波塔のある山に林道が続いている。先週歩いた犬返しの険から仙ケ岳も大きく迫っている。


北を見れば、鎌ケ岳が三角に尖って、いかにも鈴鹿の槍ヶ岳だ。先ほどの小岩より高いので鎌ケ岳、御在所、雨乞岳、綿向山と鈴鹿の山並みがすぐそこ。手を伸ばせば届きそう・・・。


ちょっと霞んでいるが彼方にダムが見える。



馬乗り岩に人が来た。



「先週は入道ケ岳から来た。」という若者二人。地図を首にかけている。二週続けて宮指路岳へきたのは一緒だ・・・。。

寒い。この山は風の通り道。三体仏岩まで降りて風のあたらない場所を見つける。ここは落ち葉の吹き溜まりだ。
毛糸の帽子を被って、おにぎり、カップ麺で昼食。熱い紅茶であったまる。山はいつのまにかすっかり冬だった。


ヤケギ谷への降りは二回目なので楽しく。鎌ケ岳の左に御在所のレーダーが白い。


谷をジグザグ降る。木々は随分葉を落として、やはり秋の終わりを告げている。
堰堤下へ降りず、まっすぐ進む。朝、登った池ケ谷あたりの紅葉が目に飛び込んできた。日が射して明るい!


そして通報ポイント宮指路岳@の案内板のある林道に降り立った。先週鮮やかだった大石橋のモミジは、ちょこっとだけ秋を残している。
Tさんのお蔭でぐるり小岐須を左に周回して無事帰り着く。二人だったら宮指路岳手前で迷ったかも・・・。


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