しばらく進むと、なにか白い三角の塔が目に入る。なんだろう?御在所の記念碑ではないし・・・。それは先ほどのイワクラだった。蒼い山に「白」は良く目立つ。そのあとは大きい入道ケ岳を見下ろして歩く。この山は尾根が小岐須へぐーんと伸びて長い。ボリュームがある名前どおりの山だ。
朝会った大阪さんが前方からやってきた。赤テープを木に巻いている。それを目印としてありがたく使わせていただく。他にほとんどペナントらしき物はない。大きく左に折れる所にはじめて赤と黄のテープを見つける。それを見落としたらまっすぐ滋賀県側へ行ってしまいそうだ。
小岩に乗って、歩いてきた山並みを眺める。鎌ケ岳の左にでこぼこの鎌尾根、その左に御在所、上水晶の左岸尾根も。緩やかに延びた、いかにも迷いこみそうな尾根だ。
前方に宮指路岳のシルエットが見えてきた。先週仙ケ岳から見たものの裏返し。山が見える日にはそれを目指せばいいが、ガスが巻いているとわからない・・・。
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