前尾根

        1212m (三重)
GOZAISYO

2009年6月27日 晴れ

P4:30〜小屋〜前尾根P7・6:00〜P1・10:20〜(中道)〜P14:00

先週混んでいたので今日も早く出発。藤内沢出合で二日前にお会いしたソロイストさん。今日は谷の岩をピョンピョン飛んでいる。壁へは行かないそうだ。

P7。
Wくん親子が既に登り始めていた。うまい。はやい。子供って身軽。体が柔らかい。小四からやればいいクライマーになれるよね。

テラスに上がると夫のビレイの仕方がおかしい。しっかり復習してやり直し。
コンテで歩く時のロープのまとめ方も練習。キンクしないやり方で、肩に振り分けて持つ。

P6。
終了点手前のフエース、思い切り右足に乗る。跳び箱岩、真っ直ぐに。

P5。
きちんと確保する。



P4からP3。
ここまできたらエゾハルゼミの声が聞こえた。夏が来た!
6級フエースは一箇所にカラビナをかけてチムニー下でビレイ。カラビナをかけた古いボルトのそばに膨らんだキンレイカの蕾。前尾根にも咲くんだこの花・・・。
その後、私はチムニーから。クラックから来た夫がなかなか上がってこない。足をジャミングしても手がかりが全くないようで苦労している。このクラックは相当難しい?
二ツ岩手前、スラブを行こうとするが滑りそうで怖い。スラブ上から藤内側へ降りる。ヤグラがドンと見えW君お父さんが懸垂で降りていた。


ヤグラ、今季三回目。
下部は足をクラックに入れジャミング。上部核心部で外へ出る。両手でガバを持って少しずつ足を上げて行って上へ。

懸垂下降。
自己確保のデージーチェーンの安全環カラビナにルベルソをセット。プルジックも安全環にかける。プルジックの手を少しずつ下げる、少し上を反対の手で下げる。
足を肩幅に、膝を伸ばす。体を十分倒して歩くように飛ぶように。今までで一番上手くできた。



夫は一人で練習出来るようにロープを固定してもらって登った。私は岩登り三日目。相当疲れてきた。体に力が入らない・・・。

今日はいい天候なのに一壁、前尾根とも空いていた。P1付近、岩の隙間に米躑躅。可憐な白い小さい花は人の目にとまることもなくただそこに咲いていた。ささやかな人生・・・。

「本谷上部鉄塔あたりにササユリ二輪。」と言う情報をもらったけど、降りはササユリ求め、面の木さんと中道へ。期待ははずれてたったの一輪。今年は少なかったのかな?

御在所に十余年通われて今日が最後の面の木さん。夢が叶って八ヶ岳へ引越しされる。
まきストーブや床暖房の設備もできたとか。昼間は富士山と南アルプスを眺め、夜はテラスから満天の星を見上げる。遠出しなくてもちょっと散歩に出ればあちこちに八ヶ岳の池や森がある生活。美味しい水と新鮮な野菜もたっぷり!
絵に描いたような第二の人生が目前。なんて優雅なんでしょう。いいな、めちゃくちゃうらやましい!

「ありがとうございました。」御在所の神様に感謝され山を降りられた。
そんなリッチな予定はなーんもない私・・・。明日からもただひたすら御在所に通うばかりです。


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