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尾根から降りると、日本庭園は紅葉が始まっていた。少し先の草原で、朝会った姫路の山岳会さんが分かれ道に迷っていた。「ついて行きます。」としばらく一緒に降りる。
巻き道から三ツ口谷へ。大滝の水量は少なかった。谷の水で虫刺され腕を冷やす。
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ダムのエゴノキの実は数えるほど。みな落ちてしまったのか、あの花数からは想像できないほど少なくなった。
ススキが覆いかぶさった道をかき分けて進むと、堰堤はススキ野原。ここもすっかり秋の風情。
スカイライン道へ出る。ツクツクボウシが気忙しく鳴いていた。ありったけのエネルギーをぶつけているように聞こえる。「もう夏が終わるよ。急がなくっちゃ・・・」と。
ツクツクボウシの残された命を思うと切なくなってきた。
一日で夏と秋を感じて、ふと我に返る。ハチに刺された腕は赤く腫れあがってきた。まだ痛いけど、ショック死しなくて良かった。
さらに翌日は腫れがひどくなり、赤くなった部分も広がっていった。次回からは虫除けスプレーをもってこよう。
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