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P4。
トップさんは尾根をまっすぐフリーで。が、ここもビレイすべきだった。危ない。
直ぐ後ろの人はきちんとビレイして来た。
藤内沢側すべり台取りつき地点着。
今日は夫がはじめてトップで。キャメロットを数個セットしている。このセットがちゃんとできたか判断が難しい。下から引いて効いているかどうか確かめる。外れる事故が多いようだから心配・・・私が登って行って、上に引くと簡単に外れた。こわー。
先ほどのP5の恐怖が、まだ体に残ってガチガチ。心も強張っている。二回目だけど今日の方が怖い・・・
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P3。
6級フエースから登る夫をチムニー下でビレイする。登ってそのままつるべでクラックへ進んでもらう。真中クラックの最後で動けない。ジャミングがうまくできないのだろう。
私はチムニーから。その後はフリーで、二つ岩左をコルへと降りる。
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P2。
最初がなかなか取りつけない。まったく初めてと一緒。終了点近く、右岩へ体を大きく出して乗り越す所、頭がつかえるマントルと私にとってヤグラは厳しすぎ。でもなぜかその後のチムニーだけは楽しい。
仕上げは懸垂下降。
高所恐怖症の身には、何度やっても怖さが先に立ってビビってしまう懸垂。体を思いきり倒すことができない。上の尖った岩場で左に振られて怖い思いをする。後ろを見るのもイマイチうまくできない。
下に降りたら伊吹さん夫婦が来た。一年ぶり。冬の間も前尾根に来ていたらしい。雨だろうが雪だろうが何でも来る人だな。今は錫丈岳にはまっているとか。「難しいけど楽しい」そうだ。力強い登り方で旦那様がトップ。そんな風にまったく見えないが「フエースが苦手」という奥様。
そこへ先ほどの一人練習さんがフリーで登ってきて、風のように前壁ルンゼへ降りていった。いつか一壁で会ったことがあるヨセミテさんだった。
P1へと登ると一ケ所土砂崩れ。岩が落ちそうで、こわーい。ヤグラの写真をよく撮る岩だ。
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中道へと降る。○○○○ラが出始めていた。そばにヨウラクツツジも咲いている。足元にはイワカガミがいっぱい。芽吹き始めた萌黄色の葉にも見惚れる・・・
その後、近道をしようと道なき道を降りた。苔に滑って滝壺に落ちそうになりびしょぬれ。今日の教訓「急がば回れ」
車に戻るとなんと五時。前尾根フルコースはきつかった・・・
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