前尾根

        1212m (三重)
GOZAISYO

2010年8月7日 くもりのちときどきはれ

裏道P7:00〜(裏道)〜前尾根(P7〜P2)(8:20〜12:20)〜(中道)〜○○○岩〜中道P3:30〜裏道P16:10

朝、Tさんが手を振ってビューンと通り過ぎていった。急いでいるようでスピードを落とす気配もない。

今日は、前尾根フルコース。がんばりましょ。

P7。
後続4人さんは通過。前の二人は岩を始めたばかり?「先に行って」と言ってもらったのに遠慮したので?随分待った。次回から譲ってもらったら素直に聞くことにしよう。
リードの相方とN根さんは先行者同様テラスでピッチを切った。先生は丸岩上まで行ってしまった。コールが届かないので今日はホイッスル。よく聞こえる。
下のクラックが濡れて滑る。苦手な丸岩は、左手に体を乗せると一気に登れた。

P6。
リード。神の手は使う前に体重を掛けてみて必ずチェックすること。
一壁から伊吹さん夫婦の声。「N根さーん」


P5。
藤内沢側フランケ。前にP7をカットした4人さん。うち女性が滑って落ちて、N根さんが押し上げたそうだ。
N根さんはここが初めてなので、私たちが先に。
彼から、取りつきのボルト横に、一つ目の支点として、カラビナもかけるよう指摘される。今まではクラックにフレンズを掛けていたようだが・・・
中ほど、立ち木のあるカンテ、その上の遠いガバ、北谷よりから自力で登る。
登ったらそこに先行四人さんが食事中。こんな危ないところで?
空が暗くて、今にも降り出しそうなのに?余裕・・・

キレット。
岩にもたれかかって左にトラバース、さらに右にトラバース。
終了点近くは支点にカラビナをかけ岩を抱きかかえて降る。

相方が「ルベルソを藤内沢へ落とした」予備はATCがあるけど・・・
懸垂二回の北岳だったらどうするの?慎重に行動してほしい。


P4。
すべり台の取りつきへ直進するのは危ない。一つ間違えば北谷まで落ちる。相方は確保してもらった。
先行二人が真中岩で休憩。「核心部なので見学してから」
藤内沢にガスが湧き上がってきた。見学されて?終了点近くでフレンズをはじめて使う。岩の隙間に、深く入れ過ぎないこと。後の二人は近くまで追い上げて来たが、ノーマルルートへと戻って行った。

P3。
N根さんは、真ん中のクラックに左足、右のクラックに右足で岩を挟むように登って最後は右のクラックへ。
6級フエースも右足はクラック、左足はスメアリングで登ったそうだ。次回そうしてみよう。
私は楽しくチムニー、先生は真ん中クラック。
スラブを絶対落ちないように歩いて、二つ岩を左から抱きかかえて降る。


P2。
相方にルベルソを貸したので、はじめてATCでビレイする。ルベルソと違って絶対手を離してはいけない。
苦手な取りつきは左足スメアリングでスムースに。
岩の隙間がぬるぬるしている。

核心部。
なぜか右岩に出られない。クラックをチムニーで登ってチョックストンを抱きかかえると登れた。以前、Tさんから聞いたことがあったルートだから。
がその後うまく立ち上がれない。難儀して体を横にして左のマントル岩へ。終了。
今日は、苦手な北面をATCで懸垂下降。
降り始め、両足で岩を挟み込むようにするのがうまくできない。核心を過ぎれば一壁の様で楽しい。

ガスって涼しかった前尾根。フルコース終了。


今日のおまけは○○○岩。

裏道から朝陽台へ。
中道を降る。上のテラスが、めちゃ涼しい。稲が育って大地のみどり絨毯が綺麗だ。湧き上がる雲にも見惚れる。
富士見尾根のてっぺんを一人占めしている人がいる。

鎖場で菰野菊みっけ!
お初にお目にかかり、秋を感じる・・・


昨年についで、二回目の○○○岩。
フエースをユマールで。二回目はプルージックで。手で引き上げるのをすぐ忘れる・・・
最後は東面を懸垂下降。
ボルト二本にシュリンゲを通す。その二本にロープを掛ける。ボルトが一本でも抜けたらと思うと怖い。このシュリンゲに命がかかっているのだ!
捨て縄とかでこのシュリンゲはここに置いていく。

慣れていないATCは怖いので先生のルベルソを借りてセット。加重確認してからセルフビレイを解く。空中懸垂後、着地。



ロープダウン。絡まらずにうまくいった。
北岳に向けての総練習が無事終わった。明日はしっかり歩こう。


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