前尾根

        1212m (三重)
GOZAISYO

2010年9月5日 くもり

裏道P7:00〜(裏道)〜前尾根(P7〜P2)(8:40〜14:00)〜(前壁ルンゼ)〜P16:00

今日、外岩二回目のO山さん。
先生は先日、バットレスのカリフオルニアドリーミングを体験されたそうだ。
のっぺりした岩の斜面はどう登るのだろう?
「いつか行けたらいいね」

朝方降ったのかな?

P7。
岩が湿ってヌルヌルしている。ダブルロープでつながる。今日は無線。大声を上げなくていいようだ。
後ろから団体さん。「ノーマルルートで行くので途中で追い越します」

終了点近くの丸岩。
いつもできたりできなかったりして、苦労する所。なんと一回でクリア。
藤内沢側の左手に重心を掛けるのがうまくできた。「やったー」

昨日から見えている大阪労山さんかな?中尾根が賑やか。

P6。
神の手のおかげで、リード。岩に立つ。初めて無線を使う。「解除」すぐ返事が来る「解除しました」これはいい。行動が速いし、間違いがない。


P5。
藤内沢側から。取りつきはザックをちょっと支えてもらう。中ほどカンテは木に左足をかける。今日は、右手上部の岩にチョークをつけてもらってあるのでホールドが見つけやすい。

キレット。
岩にもたれる。左上する所はゆっくり慎重に体重移動する。
O山さん「高さが怖かった・・・」


P4、すべり台
餅を一個頬張る。空が暗くなってきた。雨が降ると厭だなと思いながら下部を登る。フットジャムに足が痛い。中ほどのテラスでO山さんを待つ。空は明るくなった。終了点近くはフレンズがたより。


ボルダリングをやっている彼はまったく普通に登ってきた。フレンズも何にもいらない。

P3。
チムニーもなんなくクリア。


P2。
先生は、岩登り四日連続でちょっとお疲れ。

彼は「滑る」と言いながらもあっと言う間に核心部へ進む。とてもバランスがいい。力任せでなく、動きが滑らか。舐めるように登る。足先で立てるのでスメアリングなどすぐできる。若いって素晴らしい!

三番目の私、岩はぬるぬるしていたが割合、早く核心部へついた。

難関のチョックストン右岩。
体を外に出して、右足をスメアリング。立つ。その後、左足を膝あたりのホールドに上げて立つ。ガバにしがみついて体を斜めにして立ちあがる。
はじめてまともに登れた。


山頂からO山さんの奥様達が降りてきた。
今日の仕上げは懸垂下降。


彼は「本で読んだけど・・・」と言いながら、いろいろひもを絡めてやっている。
何度やってもなかなか覚えられない人と、本で読んだことがすぐ実践できる人とのこの能力の差。あまりにも違いすぎ・・・

でもあきらめずにやろう。何にもない私の場合は、何回もやるしかないのだから。

降り始めが苦手。振られないように足で岩を挟む。そこを過ぎれば楽しい下降。


前尾根フルコース終了。
やっとお昼だ、梅干しオニギリ二個。

降りは前壁ルンゼ。
岩は湿ってヌルヌル。あちこちに落石。ここを降るのが怖い!
北谷へ降りてホッとし、ヘルメットを取る。

小屋でいただいた鬼まんじゅうが、めちゃおいしかった。

九月の前尾根はとても涼しくて快適。P7やヤグラが乾いていたらいうことなしだった・・・

インドアで鍛えた人には、外岩のフエースは楽々のようだ。似ているもんね。

         トップメニューへ
inserted by FC2 system