前尾根

        1212m (三重)
GOZAISYO

2013年9月21日 はれ

裏道登山口P6:50〜小屋〜(前尾根P7・9:00〜P2・13:20)〜裏道〜小屋15:00〜P

登山口にアケボノソウが咲いていた。根っこが一つで大きく枝分かれして白い花をいっぱいつけている。花は直径二センチくらい。いかにも山の花って感じ、素朴で可愛い。

小屋。
写真展の作品はもう飾られていた。はやっ!


P7。
枯れ木にビレイを取る。すぐ後にふた組。テストストン辺りから「枯れ木のハチはどうかな」とMガイドさんらしい声がする。もう相方が真中のテラスまで行っているので、変えようがないよ。すると蜂用スプレーを持ってきて、枯れ木にかけてくれた人がいて、ちょっと安心。でもゆっくりできないよ。
先行者は、初めてでルートがわからないらしく動きが止まってしまった。やばいよ!やっと進んだ時には、蜂を意識して「もたもたできない、ささっと登らなくては」と猛スピードで。気が付いたらテラスに立っていた。え?自分でもどう登ったのかわからないほどだ・・・

P6。
フエースは苦手だけど、神の手のお陰でさっさと。一壁にすごい人。

P5。
私がトップで。終了点で、セカンドを引き上げるロープが重くて「ふーふー」・・・ルベルソに替わるものが欲しい。


P4。
一番好きな岩。いかにも岩登りという雰囲気で楽しい。

名無し岩。
ただただ楽しく歩く。

P3。
私がトップ。相方が、六級フエースを登る為、支点を長くする。

その後のチムニー。
以前、どう登ったのか、体がすっかり忘れてしまって、何度もずり落ちる。背中やお尻を後ろの岩に押し付けることができなかったのだ。
相方はクラックルート。足をジャミングするのが、難しい。二つ岩は左から巻いて降りる。終了点のハーケンが錆びて曲がって使えない。尖った岩にテープをかけ、ビレイする。肩や腕の力がないので引き上げるロープが重い。運動会の綱引き気分。どっと疲れてフラフラ・・・



相方はやる気満々でヤグラへ。

懸垂のやり方を忘れているので、復習せずに二人だけでやるのは危険。事故も懸垂に多いからやりたくない・・・「登るだけにすればいい」結局、私が折れて登ることに。いつでもなんでもそうなんだから。

以前から、下の取りつきも苦手だけど、最後のチョックストンを越えるのも難しい。左足にスタンスを見つけ、ヤグラの真中を攀じ登る。そこに立つのも大変。左に出て、チムニー登り。やれやれ・・・

先行さんが懸垂下降後、下からロープを引いても抜けなかったようで、トップさんが巻き道から登ってきた。

有難いことにその方が、懸垂下降をやりたかった相方のルベルソはちゃんとできているか確認して下さった。自己ビレイをはずして、支点の二個のリングにロープを通し、先端をエイトノットに結んで、ロープを巻き取り、ロープダウン。経験豊かそうなトップさんは、ロープの摩擦などについても詳しく話された。


お陰で、相方は振られないような位置で下降して行った。私は安心して巻き道から降りると、足元にダイモンジソウが咲いていた。

何年ぶりかで、前尾根P7から、P2まで無事終了。ずっと休んでいたから、もっとモタモタすると思っていたのに上出来だ。やっぱり前尾根はいい!

後続の伊那の若者さん、「トレランとかいろいろやっていて、岩は久しぶり。ここは初めてだけど」とスイスイ、ヤグラを登った。岩登りってきっと自転車に乗るのと同じなんだろう。


P1から裏道へ。
山頂近くは少し黄色に色づき始めている。


裏道を登り降りするのは、若い人や幼児を連れた家族連れなど。年配の人はほとんど見かけない。

藤内への入口で、一壁に張り付いている人を見上げる。


小屋では、多くの人が写真展を楽しんでいた。
「おつかれさま」先程ヤグラでお世話になった方が声をかけてくれた。その後、国見まで行かれたそうです。駐車場では、登山口がわからない人に走って教えていました。とても親切な方だったのです。

岩登りは楽しいけど、全身運動なので疲れる。無意識に右足に負担を掛けないように登っているので余計に。久々に熟睡!

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