前尾根

        1212m (三重)
GOZAISYO

2013年11月9日 はれ

P7:00〜小屋〜前尾根(P6〜P2)(8:30〜13:20)〜(裏道)〜小屋〜P15:15

体や手がかじかんだ先週と比べると、随分気温が高い。


P7。
だからか?前尾根に人が多い。日本語を流ちょうに話す外国の方!クライミングは始めたばかりという若者さん等をパス。相方は前尾根初めてのアイゼンワーク。ここは無理と判断したようです。

P6。
前は三人のパーテイ。真中の人はどうやってつながっているのかな?
ここからスタート。足を乗せ替えたりする、のっぺらな岩壁。相方は、何度も滑り落ちながらあきらめずにガチャガチャしていたらやっと乗れました。



P5。
先行さんが話しかけてくれる。「今日初めてのアイゼン。高校で山岳部、仕事で転勤になったが、山を歩きたいので、山岳会に入った、愛知の○○同好会。まんなかはクライミング初めてさん。エイトノットで繋がって、三番さんと同時に動く」
後ろも同山岳会の三人さん。「春の穂高だと、こんな岩場に雪が詰まっているから、その練習に丁度いい」


P4。
「アイゼンだから、グランドフオールしてはいけない」ので、P5から少し進んだあたりからカムを使っていた。せっかちな相方が追い上げるので「アイゼンは危ないので、あまりくっついて進まないようにすること」と教えられる。上の人が落ちたら、大けがするよ。

又、相方が、ハーケンに、いきなりカラビナを掛けたのを見て、こんな掛け方ではハーケンが吹っ飛ぶ。必ず、シュリンゲを使うことと、有難いアドバイス。なぜか中ほどで、一旦、切っていた。続く相方もそうしていて、ここで小休止。


P3。
六級フエースをアイゼンで?難しすぎる!相方は取りつくが、一歩も進めず・・・アイゼンの跡もないのっぺり岩だから無理だね。ここで靴をクライミングシューズに履き替える。その間に後の三人が前へ。最後尾さんは、真中の初心者さんを必死に指導中。自分の体験からすると、あんまり色々言われても動けないものは動けないけど・・・何度もやると岩に慣れる。


後が追い上げてきたので、相方はいつものクラックでなくて、左端のルートで。後半、私の頭の上を行く最後尾さん、靴は、なんとスニーカー!

一箇所、練習の為、フレンズを掛ける。ロープがちゃんと流れそうな岩の隙間を選んで。二つ岩を左から巻く。

山岳会さんはここで休憩。今日は、根の平から「愛知川の上高地?!」へ抜けてキャンプだそうです。

P2、ヤグラ。
体力がない私は、もうフラフラ。待ち時間があるとそのたびに体が冷えて体が強張る。冷え症なので、寒い季節は休まずに動き続けるほうが楽なのだ。相方のビレイだけする。カラビナは、懸垂時に回収することにして。

そこへ、後続の六級フエースからの年配さんがやって来た。登り方がすごく滑らか。力が抜けて、ぎこちなさがまったくない。綺麗。相方のカラビナもその都度回収してくれた。
チョックストンの右岩壁も小さくスメアリングして、ひょいと立った。お見事!この方と交代に相方が懸垂下降。投げたロープが木の枝に引っかかったが、セカンドさんがうまく外してくれた。ロープダウンして無事着地。

その後、山岳会さんは、新人さんだけがヤグラに挑戦した。不安そうな表情が印象的。


相方は、前壁ルンゼから降りたいと言っている。でも膝がイマイチの人は、絶対無理。P1から裏道へ抜けます。
国見峠から登ってきた年配グループさん。「もう少しだよ」と声をかけると、苦しそうだった表情がぱっと明るくなった。「おつかれさま!」

裏道は今日も数珠つなぎ。人がどんどん登って来て渋滞。さっさと歩けない。


丁度、一壁を真上に見上げられる藤内入口あたり、大勢の人が「ロッククライミングだ!」と歓声を上げていた。

ここから黄色の世界!シロモジで山が明るい。賑やか。モミジの赤も綺麗。ウサギの耳、藤内小屋あたりが、今日の一番。

日向小屋でカモシカ!無心に草?をムシャムシャ。冬に食べ物ちゃんと見つかるかな・・・

登山口も少し色づき始めた。この下の温泉街あたりは来週かな?

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