２０６２ ｍ　（イタリア）

クールマイユールからのつづき。 ２０１１年７月５日　はれ クールマイユール〜（ショッピング）〜（バス）〜アルヌーバ〜エレナ小屋泊（２０６２ｍ）（歩行２時間） 朝、街を散歩。昨夜の反対側、大きいホテルが立ち並ぶ通りを歩く。スーパーも数軒見かけた。 朝食後、ショッピング。山の店でストックを買った人。今日から使えるよ。靴やストックなどは日本の半額に近い。 バス乗り場まで急ぎ足。イタリアのバスは決まった時間に来ないとか。「遅れるのは普通なので、１２時台のに、乗れたらその方がいい」と早歩き。予想通り、バスは遅れて到着。うまく乗れました。 賑やかな小学生も大勢乗り込んだ。ベビーカーを押した若い夫婦も普通に乗る。バス後ろの自転車を乗せるスペースは空いているのに、前半分にギューギュー詰め。臨機応変にできないのかな？きっと、これもお国柄なんだ。 窓の外を見ると、ここもちゃんと歩いている人がいる。この人たちは時間がたっぷりあるのだろう。 バスなどの乗り物を使わず、ツールドモンブラン全行程を歩くと二週間ほどかかるそうだから。 アルヌーバ。 バスを降りる。氷河が融けた水、青い川を見て、クールマイユールの町を背にして歩きだす。 どんどん高度があがって、美しいフエレの谷を見おろす。フウロソウ、黒いリンドウ？シシウド、キンポウゲ科の花・・・ 白い花はマンテマの仲間？シロツメクサの青っぽい様な花が「悪魔の爪」？ 雪渓を越えよう！ ここで紫のイワカガミ発見。フクジュソウに似た花も。ナデシコの仲間のようなピンクの花も可愛い！クルマユリ。 氷河が迫ってきた。プレ・ドウ・バ氷河。エレナ小屋到着。 氷河に向かって左手には、グランドジョラス！右手にはモンドラン。二時間程のハイキングなので疲れはほとんどない。ちょっと物足りない・・・ 氷河からの風が冷たくきつい。小屋の外、氷河側に、ぐるり、手すりとハリガネが巡らされている。そこに濡れたものを干す。飛んでいかないように洗濯バサミでしっかりとめる。人が到着する度に洗濯ものが増えて、自分のが、どこかへやられてしまって、捜すのに苦労する。時間が経つと壁近くまで日が射しこんで、洗濯ものが乾いていく。 シャワー。 お湯の量はエリザベッタ小屋より多いけど、今度は私の背が低い為、シャワーに手が届かない。自分が動くしかない・・・ 傍に氷河があると、外気温が低い。シャワーだけでは体が冷えて風邪をひきそう。ダウンを着て、日が射す窓辺で温まる。「ひなたぼっこ」で元気になった。トイレは水洗。 到着する人が増えて、小屋は人でいっぱいだ。食事は、５０人ほどを何回にも分けている。 感動と楽しさがいっぱいではじけた人、約二名。あちこちの人の写真を撮って大はしゃぎ。陽気なお酒で良かった！ 男女問わずの大部屋、仕切りなし。二段ベット。 変換プラグで、携帯、カメラの充電。ここイタリア、エレナ小屋でも、リコーは充電できなかった・・・