元越谷
         
           (滋賀)

MOTOKOSHITANI

2007年8月26日 晴れ

鈴鹿スカイライン・武平峠〜(15分)〜大河原橋を左折〜元越谷P8:50〜(元越谷)〜入道、鎌ケ岳縦走路・宮指路岳三叉路から北へ数分の稜線(13:00〜13:30)〜水沢峠〜P15:00

ヒル対策にコンビニで塩を買う。
武平峠から鈴鹿スカイラインを15分ほど降る。大河原橋を左折。狭い林道両側が駐車スペース。中ほどに駐車する。
ここ元越谷Pで渓流シューズ、カッパ下、スパッツ、簡易ハーネスのようなベルトをつけ出発。
林道をしばらく歩くと大きなゲート。この辺りは広場になっている。車はここまで入れるようだ。
一つ目の橋を渡る。正面に猪足谷へのガードレール橋。この橋手前を左折。材木置き場から右下の堰堤に降りる。



いよいよ元腰谷沢登り開始。堰堤をいくつも越える。3つ目堰堤の高まきが足元不安定でちょっと怖い。木の根などをしっかり持って慎重に。

元越大滝。
滝の右から巻いて一歩ずつ慎重に岩を越える。ヌルヌルしているように見えるが足は置きやすい。
そこからは小さい淵が次々現れる。綺麗な緑の深い淵が現れた。へつるか泳ぐかして進む。もちろんへつる。

何度も小休止。
支流を左に二本ほどわけて本流を遡る。丸でアスレチックか障害物競走のように木をまたいだり、岩をくぐったり、へつったり、攀じ登ったりする。


小さい滝の上に、狭いチムニーのような岩場。これが今日の核心部?
ここでザイル。上で確保して順にウエストのベルトにエイトノットのワッカをかけて登る。いよいよ私の番が来た。ドキドキしたが岩をよく見ると確実に足が置ける一点を見つける事ができた。楽しくチムニー登り。
沢が少しずつ狭くなってきた。


左に支流を分け、右に進む。どんどん狭くなる谷。
二つ目の難所、小さい滝を登るか右岸の岩場を行くか?滝を登った人について登ってみる。爪先を押し付け、踵を下げる事を意識すると登れた。
谷に水がほとんどなくなってきた。元越谷源流?
腐葉土のようにヌルヌルしてちょっとヒルでも出そうな土。幸い出会わなかった。持ってきた塩も使わずじまい。使わない方がいいに決まっている・・・。

上方に尾根が見えてきた。二俣を左にコル到着。入道ケ岳から鎌ケ岳への稜線らしいがどこなのかよくわからない。ここで登山靴に履き替える。
少し登るとイワクラが背後に見えるザレ場に出た。私の好きな場所・・・。
どうやら宮指路岳への三叉路と水沢峠の中間のようだ。


水沢峠。
右に行けば宮妻峡だが、左に折れて大河原橋、野州川ダム方面へ。
しっかり踏まれて下草が全くない道。沢沿いに下るわかりやすい道。小さい支流を二つほど越える。植林された杉林を行くので涼しい。

右手に大きい沢が見えて来た。これも元越谷の支流。その沢に降り小休止。
道はこの大きい堰堤を越え右岸沿いに進んでいる。急に右折れしてザレを急登するとしっかりした林道に出た。
水沢岳の看板と水沢岳・鈴鹿スカイラインの標識がある。先ほど休憩した堰堤を作った時の道かな?今は誰も通らない立派な林道。もったいない・・・。
小さい支流を二つ越える。左手には元腰谷らしい谷が続いている。
その曲がりくねった林道を歩いて行くと、朝、谷に降りた材木置き場に出た。ずっと沢沿いに高台を降りてきたようだ。


Pに戻ると林道両側にはものすごい車。谷には堰堤から飛込みする若者の歓声が響き、今から川遊びする若者等もどんどん登って来る。

大河原橋付近の野州川でも大勢が川遊び。地図で見ると、水沢岳、鎌ケ岳、雨乞岳などの水がこの野州川に集まり野州川ダムへと流れている。
こんなに人がいるという事は誰でもこの清流を知っているのだろう。永源寺ダムに流れる愛知川と同じくらい綺麗だから。

今まで愛知川遡行の経験しかなかった我々だけど、はじめて沢登りを体験する。川遡行をぎゅっと凝縮したような感じで、次々現れる小さい淵や岩を歩くのはとても楽しい。
この谷の水量は少なく、川の流れも緩やかだから、体が冷えすぎることはなかった。泳げなくても大丈夫だし・・・。

愛知川には沢登りできる谷が多いそうだ。ツメカリ谷、下谷尻谷など・・・。是非行ってみたい。岩登りと同じ感覚の沢登りにもはまりそう・・・。

又、武平峠を越えて山に入った事がなかった我々。今日の元腰谷は滋賀県側から鈴鹿を見る感覚でとても新鮮だった。

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