南山

         (愛知)

2009年12月17日 はれ

湾岸・桑名7:00〜南山〜湾岸・桑名16:00

冬型が強まっている。南山の駐車場に着いたら雪がちらついてきた。手がかじかんで冷たい。

雄岩。
見上げれば、なだらかな斜面。上の終了点あたりは陽が差して明るい。下の方には陽が当らない。ヌルヌルして滑りやすい。

トップロープでなく普通に確保して登る。トップのSさんが上に着いたらルベルソが落ちてきた。落ちた場所はわかったので拾えたが、もしホンちゃんならどうなるのだろう?予備を持たなくては・・・。
カラビナ二枚でビレイしてもらったのかな?階段状の緩やかな斜面を手袋をしたまま登る。足だけで立つように意識する。

上に着くと懸垂下降の準備。二本のロープの端をエイトノット結びしてアンカーの安全環カラビナに通す。ロープを右手左手と二つに丸めて持ち「イチニサン」と岩場の下に投げ降ろす。ルベルソにロープを二本とも通す。プルジックの結び目を持って下降する。うまく流れない。硬い。重い。

二回目は左よりのルート。上部であまり手がかりがない。今度はルベルソにロープは一本のみ。その後、二人同時に懸垂下降。体を倒す。下を良く見る。



雌岩の右端岩。
中ほどまでは階段状で楽しく登る。ハング気味の岩に差し掛かる。右や左、目の前と岩をよく見るが手がかりらしき物が見つけられない。
手袋をはずす。ふとチョークをつけるといいかもと思ってパタパタはたく。右足を右下の小さなスタンスに踏み込んで思いきり乗ってみる。左上に小さいガバもあった。行けた!
動けない時はまず小さく一歩あげてみる。思い切って乗ってみる。すると世界が変わる。そして今まで見えなかったものが見える。視野が広がってその後は再び階段状態。楽しく登って終了点。

上から見下ろして「やったー、こんなハング岩登れたよ。」と満足感に浸っていると、下からパチパチと拍手が聞こえてきた。応援ありがとうございます。

三番Sさん、あっという間に登った。立ち止まることなく通り過ぎた。はやっ!四番岩数回経験のOさん、なんなくスイスイと。めちゃ時間がかかったのは誰かだけ。落ち込む・・・。
私のつけた「チョーク跡が白いので楽だった。」の一言でなぐさめられたけど・・・。



登り終わると岩壁を伝って壁左下へ降りられる。ここ雌岩は川の水音が大きいので声が余り届かない。

最後は左端階段状のルート。
下部は滑りやすい。岩を下から持ち上げる体勢が崩れ、ズルっと滑る。気を取り直して慎重に足を上げていく。楽しい岩階段。難しい右端のルートを先に登ったのでよけいに楽しく感じるのかも・・・。
真ん中のへこんだ岩を登るルートが一番難
しそう。何年か前にH谷さんとトップロープで登った様な・・・。


今日は我々のほかには誰もいなかった。日当たりがいいので冬にはここで練習する山岳会も多く週末は混むそうだ。I木さんのお蔭で明るく楽しい南山の岩を体験できてハッピーでした・・・。
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