南山

         (愛知)

2010年12月12日 快晴

伊勢湾岸桑名〜豊田環八〜力石〜中金小学校前〜南山岩場

豊田環八を出たところにコンビニ。ここでAさん、T川さんと合流する。力石から南山カントリーを超えて、中金小学校を右に折れ、岩場到着。

南山P8:30
駐車場が満車。やっぱり日曜日は混むのかなと思ったけど、前日にキャンプしたグループだった。よかった・・・

雌岩。
川を超えすぐ岩場へ。歩かないので楽だけど、日陰で寒い。クライミングシューズをはくと足が凍る。カイロが欲しい。ネックウオーマーの耳当てにヘルメット。手もかじかんでいる。


一本目。
階段状岩すぐ左のルート。
すぐ隣には、トップロープが張られている。ユマールを使って一人練習さんが登り降り。
数ケ月ぶりですっかり忘れている岩登りの感覚。チョークを靴にしっかりつける。下部の岩は露で濡れている。靴が固くて滑る。手が冷たくて動かない。指先を首筋であたためる。岩場の中ほどまで来ると日が差し込んで温かになった。背中が温まると手の指が動き出し、全身に血が通い始めた。動けるようになったのは、ぽかぽかお日様のおかげ。

降りは懸垂で。
プルージックもすっかり忘れた。ルベルソとデージーチェーンのセット、手袋をはめているので落とさないように。
ルベルソはちゃんと動くか、体重をかけ確認する。先生に見てもらって、最後にデージーチェーンの安全環をはずして下降開始。

久しぶりなので、やっぱり体に力が入る。固い。「もっと体を倒して!」 ふーっ、やっと一回目終了。



二回目。
真中、階段状岩のすぐ右壁。
終了点近く、クラックを右上してから回りこんで左に方向を変え、小さいスタンスに乗る。良く見ないとわからないほど。懸垂下降。

数年前、前尾根で良くお会いしたH山岳会Mおかさん。女性二人を指導中。うち一人はわずか一年でどこでもリードできるまでに成長したそうだ。毎週ここで鍛えたとか。
荒々しい言葉が飛びかっている。「それでもついてくるからね・・・」こんな熱心な指導者の方が、現在の山岳会を支えているのだろう。自分の知ってるものを、すべて次の人に伝えていくという真しな姿勢に心打たれる・・・



三回目。
階段すぐ右。チムニーみたいに登る。左の岩壁を持ったりして。ここが南山で一番難しいそうだ。階段状の岩上で、さっぱり動けなくなった。横からMおかさんがムーブを教えてくれて、どうにか登れた。やったー!

懸垂下降。
何回やっても自信が持てない。
T川さんにチェックしてもらって降りる。

アイゼンで登り降りする人がいる。うまく一点に乗っている。すごーい。


ボルダリングが得意なOちゃんは初めての岩でも、すぐ取りつく。そしてあれよあれよという間に登った。未だ足も痛いはずなのに・・・


四回目。
二回目にやったルートで仕上げ。
もう、手も足も疲れてきた。さっき登ったルートなのに、思ったように体が動かない。力が出ない。弱気になる・・・懸垂下降。

一年ぶりの南山、岩登り終了。



Mおかさん「もう一本」と特訓を続ける。同じ所を何本も登っている。体でルートを覚えてしまうようにだろう。へこたれない根性の持ち主の彼女は何度でも楽々登って行く。上体が岩から離れて姿勢が綺麗。確実に足に乗っている。力みがない。動きが柔らか。

山岳会は厳しい。わがままは許されない。きっとそれに耐えた人だけが一人前になれるのだろう。
彼女も数少ないその中の一人。休憩なしで登り続けている・・・

自分の甘さを思い知る
・・・


ここは南斜面で温かい。風があたらないので冬の岩登り練習には最適。

翌日、あちこち筋肉痛。

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