西穂高岳
    2909m
(長野・岐阜)


2013年8月11日 はれ

お盆前だからか高速道路は空いていた。

自宅12:00〜尾西(東海北陸道)郡上八幡〜(せせらぎ街道)〜新穂高ロープウエイ無料P17:00(車中泊)

2013年8月12日 快晴

ロープウエイ始発7:30〜西穂高口〜西穂山荘、{テント設営(9::00〜10:00)}〜独標11:00〜西穂高岳(12:15〜12:50)〜独標13:50〜西穂山荘14:50(テント泊)

ロープウエイ往復乗車券¥2800

深山荘前の無料駐車場から15分ほど歩いて、ロープウエイ駅へ。
膝の痛みが引かないので、縦走を断念。元気いっぱいの相方は残念そう。ごめん!岩場の途中で動けなくなったら大変だから・・・でも気分だけは縦走?!でヘルメット着用。サポーターは二枚重ねで。

ロープウエイで山頂駅へ。
私同様、膝に問題をかかえた男性、日帰りで西穂往復する若い人と一緒にスタート。文句のつけようがない山日和。

葉ばかりのミズバショウや、種ができたキヌガサソウが目に入る。花の季節は終わったらしい。

ゴゼンタチバナ、アキノキリンソウ、フウロソウが出てきた。キラキラ光るナナカマドの葉の水玉に見惚れる・・・赤い屋根が見えて小屋到着。



テント場でニッコウキスゲやトリカブトが色鮮やか。ヘリポート近くに張っていると、小屋の方が場所を変えるように言ってきた。移動させていたら、一時間近くかかった。やれやれ・・・


水や食料、雨具など必要なものだけ、サブザックに入れて出発。ハイマツ帯はザレやガレで歩きにくい。背後の焼岳、乗鞍岳が美しい。

カラフルなフアッションの若者が多い。年配の人はほとんど見かけない。

足元の岩の隙間にはイワツメクサ、イワギキョウ、トウヤクリンドウなどが可憐。


独標。
越えると切り立ってスリリングな岩場。緊張して手足をブルブル震わせた若い人、大丈夫かな?座りこんだりしている。


ちょっとふくよかな男性。「運動不足で足が痛い」そうだ。勺薬蕩をすすめたが断られた・・・


西穂高岳山頂。
快晴で周囲の山はくっきり。縞模様の笠ヶ岳から抜戸、槍ヶ岳から南岳、奥穂高岳。吊尾根から前穂高岳。目の前に青い山並みが続いている。お見事!
朝、ロープウエイから一緒だった「膝に問題ありさん」はもう着いていた。「余り気分がよくて、膝の事をすっかり忘れていた」そうだ。やっぱり、山には不思議な力があるよね。

P1まで足を伸ばす。
単独男性がやってきた。「U田さん」御在所でよくお会いする方だ。槍ヶ岳、穂高岳山荘とテント二泊して西穂に到着。


奥穂高岳から縦走してきた人が、次々満足そうな顔で現れる。明日は焼岳まで行くというパーテイさんもいる。ブルブル震えの若者もやってきた。


後ろを振り返ると、独標あたりにヘリが旋回している。ホバリングして、レスキューさんが降りた。落ちたか怪我か、動けなくなったか?先程の運動不足の若者じゃないかなどと心配するが、天候がいいからすぐ救助してもらえた。よかったね。

その後は、ただ黙って山を見続ける。蒼くて黒くて気高い夏の穂高を・・・
「もう何もいらない、ずっとここにいたい!」

そんなわけにもいかない、さあ降りよう。
岩場は楽しく、ザレは滑りながら苦労して。



小屋到着。
テン場には足の置場がないほどのカラフルなテント。テントの中は陽が沈むまでは暑いが、沈むと今度は寒いくらい。夜用に着替え、晩御飯は小屋で。


明け方、三時頃、流れ星を見る為に小屋の広場へ。暗い空に無数の星がキラキラ瞬いている。夜空に散りばめられた宝石!キレイ!
「あっ!」とか「流れた!」とか子供の声が聞こえてくる。一瞬なので願い事はとても間にあわなかった・・・
空のどこでも流れ星。今この時だけの大自然のショーに魅せられる・・・

乗鞍岳につづく。

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