野伏ケ岳
    1674m
(岐阜)


2005年4月10日 はれのちくもり 

自宅3:30〜羽島〜(名神)(東海北陸道)〜白鳥〜(R156)〜白山中居神社P(5:15〜5:30)〜牧場跡7:00〜北東尾根取付地点8:00〜(北東尾根)〜野伏ケ岳9:30〜(北東尾根)〜取付地点10:00〜牧場跡(10:35〜11:05)〜P12:00〜美人の湯しろとり(13:00〜13:45)〜白鳥〜羽島〜自宅15:15

白山中居神社前の駐車場はすでに十台以上の車。ここに車を止める。除雪された道路わきには積雪二m。
石徹白川の清流に心があらわれる思い。ライトグリーンの綺麗な流れ沿いに林道を歩き出す。少し雪がべたべたするが何もつけずに行く。雪は昨年三月末より多い。そういえばここは林道歩きが長かったんだ。
やっと牧場跡に着く。開放感溢れるこの広大さが気持良い。
前方に白山に続く峰。白く美しい。左手に野伏ケ岳。崩れ落ちそうな残雪が目に入る。去年は3月末だったから真白き峰だった。今年は二週間も遅いからこうなるのかな。ちょっと雪崩が怖い。
この牧場跡にテント泊した人がいる。
ここでわかんをつける。嵌り込まず歩きやすい。


北東尾根に向う。左手小白山も残雪のまだら模様。平らな湿原を歩いて尾根取り付き地点に到着。


トレースはそのまま尾根に取り付いている。昨年は北斜面に回りこんだが、今回は我々も前の人と同じように尾根を行く。
いきなりの急登。ザラメ雪でわかんでも滑る。稜線に着くまで傾斜がきつい。ピッケルも取り出す。
雪崩が起きるとイヤなので早く稜線に出たい。必死で登る。雪面のたて縞は雨の流れた跡らしい。なんとなく雪が黒い。
やっと大きいブナの木まで辿り着く。多分この辺が尾根の真ん中。
ここで頂上から一組の夫婦が降りてきた。朝六時に牧場跡のテントを出発したらしい。我々より一時間行動が早い。



ボードやスキーで滑り降りた跡がある。尾根から見下ろすと大日岳や薙刀山が美しい。牧場跡の湿原も蛇行した川の流れも目に入る。
この尾根は高度感があり結構傾斜が急だ。先日の宝剣岳ほどではない。
あの体験があるので少し余裕かな?無ければやはり怖いだろうな。高所恐怖症だから・・・
少し曇ってきた。午後は雨との予報だから出来たらそれまでに降りよう。


左にダイレクト尾根が目に入る。山頂は近い。


急に山頂からダイレクト尾根分岐にかけてガスが流れて、あっという間に白い世界になった。起伏のない山はガスが出ると全く方向がわからないから怖い。
夫は先に山頂へ行って戻ってきた。確かどこが山頂とはっきりわからない広場のようだった。すぐそこだけど私はここをその山頂として戻る事にする。
ダイレクト尾根取付きで尾根を見下ろす。この尾根は回り込むから時間もかかるだろう。
もうすぐ雨が降り出すかも・・・
落とした手袋を探しながらそのまま北東尾根を下ることにする。この斜面の雪滑りは速いし楽しかった。尾根中ほどで手袋を拾う。
最も急な斜面はそのままわかんで降りる。つぼ足やアイゼンと同じように雪の急斜面をわかんで下るのも気持良い。ピョンピョン駆け下りる。
スキーの人ひとり。シールを貼ったスキーで楽そうにこの急斜面を登ってきた。スキーはこんな所もへっちゃらなの?と驚く。帰りはどこでも滑るそうだ。さぞかし気持ちいいだろうな野伏岳の山スキー。
取り付き地点少し上で登山者五人。もうすでに中腹より上はガス。雨が降らなきゃいいが・・・「お気をつけて。」我々は雪滑り。
取り付きから尾根を一時間半で登って下りは三十分。さすが雪滑りは速い。



牧場跡で軽い食事。行動中にお餅を二個食べたのでおなかはすいていない。
見上げると野伏ケ岳山頂はガスに包まれていた。大日岳の方には日が射して少し明るい。天気ももう少し持つかもしれない。


林道をわかんをつけたまま降りる。歩きやすいし速い。
ジャスト12:00に白山中居神社駐車場に帰着。ポツポツ小雨が当たってきた。たいした事は無いようだ。
美人の湯しろとりに直行する。
午後天気が崩れるというので午前中に行動してしまいたかった。野伏ケ岳は二回目なのでよくわかっていたから要領よく歩けた。
予定通りの行動で雪遊びもできたからまあいいかな。
お天気さ良ければもっとゆっくり楽しみたかったけど・・・

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