乗鞍岳

       3026 (長野)

西穂高岳からのつづき。

2013年8月13日 晴れ
シュラフカバーで寝た相方が、明け方「寒い」と言って起きた。ストーブをつけて温まる。え?下界ではうだるような暑さなのに、寒いってめちゃ贅沢!

朝食。
インスタント味噌汁。パン。

テント撤収。
西穂山荘より西穂高口へと降る。ツマトリソウ、白のシモツケソウなど。展望台でもう一度山を見上げる。穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、美しい山をありがとうございました。

新穂高ロープウエイ駐車場着。
その後、平湯から沢渡を越え、乗鞍高原へ移動。観光センター無料P着。
乗鞍エコーライン(バス)乗車券往復¥2400

乗鞍高原観光センター11:00〜(シャトルバス)〜肩の小屋口12:00〜剣ケ峰13:30〜肩の小屋14:00〜畳平15:00〜(バス)〜乗鞍高原P16:00

乗鞍高原観光センターからは六台ほど連ねてバスが出ていた。肩の小屋口に着くと、大雪渓が目に飛び込んで来た。登山道にも雪がある。乗鞍の夏の雪!スキー教室か?初心者らしき人達がボーゲンで。楽しそう、涼しそう。冬、ここから乗鞍高原まで滑ったらさぞ気持いいでしょう。いつか滑りたい!
大気はひんやり。ガスっているので空が暗い。雨が降りそう・・・
私の心配をよそに足元にはアオノツガサクラ、ハクサンイチゲ、イワカガミなど、可憐な花が微笑んでいる。今日はスタートが遅いので、登ることを優先して、写真は後半で。ただがむしゃら登る。

肩の小屋。
一歳くらいの赤ちゃんが笑ってお出迎え。平気でお菓子を頬張っている。お母さんがやることは子供は当たり前にできるのだ。彼?の笑顔に励まされて元気よく再スタート。

天候がイマイチというのに、たくさんの人。ほとんど家族連れ、若い人。ブームになった富士山もきっとこんなだろう。

剣ヶ峰。
前回は長女も一緒だった。御縁ができ、元気で頑張っているのでそのお礼もちゃんと言って・・・
居場所のないほどの人にささっと移動。ガスって幻想的な権現池を見降ろして登山道を降る。いい気分。降りは速い、あっと言う間に肩の小屋。



畳平に向かうと、大雪渓は背後になってきた。まだ滑っている人がいる。


目の前に現れた不消ケ池!その雪渓に見惚れる・・・水色のような蒼いような透明感のある色。よく見ると水中に沈んでいる雪の色だ。綺麗!



辺りにはコマクサがいっぱい。ザレた斜面で美しい花を咲かせている。水も栄養分も何にもないように見えるけど、根っこが深いのかな?その華奢で可憐な花からは考えられないほどの逞しさに感動する。

イワヒバリの雛?が砂浴びしていた。


畳平。
降りたすぐの斜面が花いっぱい。白と黄色の花じゅうたん。綺麗!

コバイケイソウ、イワギキョウ、ウサギキク、オトギリソウ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ、ヨツバシオガマ、イワツメグサ、ウメバチソウ、トウヤクリンドウ、ミヤマアキノキリンソウなど・・・
大満足。


観光客に混じって並んでバスに乗り込む。車中からは、ハイマツ帯にある登山道を見つける。多分このエコーラインができる前からの道。結構はっきりしたペナントがある。相方は前回歩いて降ったが、いつかここも登りたい。それには、まず膝を直さなくては!
3000mの山にいた時間、たったの三時間。めっちゃ贅沢な山行でした。 


鈴蘭小屋。
前回とても気に入ったので、今日もこちらで日帰り温泉。ここは白骨温泉から引いているそうです。白濁してつるつるしたいいお湯です。¥500

観光センター近くのメイプルで夕食(お土産物屋さんで紹介された)ログハウスの二階、家庭的な雰囲気と味で大満足。(カレー、豚肉生姜焼き)

車中泊

2013年8月14日
 乗鞍高原8:00発〜12:00頃帰宅
お盆ということと、朝早い時間帯の移動で、渋滞にはまらなかった。

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