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その後も右に左に現れる赤や黄色の木々に、ドキッとしたり、ハッとしたり。
鎌ヶ岳の手前にイワクラが小さく見えて来た。重ね岩を仰いで、ドーンとイワクラ登場。
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風がほとんどない。スポットライトが射しこんで、奥の沢や水沢岳を浮かびあがらせる。既に葉を落とした木とそうでない木に、冬が近いことを知る。
仏岩の台座に乗って岩を歩いてぴょんと飛び降りる。岩の隙間に、手袋を落としてしまった。足元に、鮮やかな黄葉を見て、今から降りる奥の沢を見降ろす。
若い人が歓声を上げてはしゃいでいる。帰りは、トラバッてから上の台座に上がって登山道へ。
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しばらく、痩せ尾根を歩くと鞍部に「イワクラ谷分岐」の案内板。
ここからが奥の沢。二回目。
ちょっと小休止。バナナ、飴。じっとしていたら寒くなってきた。
下から人が来た。この沢を登る人いるんだ!飴を二個いただいた。
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降り始めると、落ち葉がふかふか。絨毯じゃなくってベッドくらいある。足のふわふわ感を楽しみながら、空も仰ぐ。忙しい・・・
苔むした岩と色づく木々。自然が作りだした日本庭園の美しさに惚れ惚れしながら降る。ちょっとだけでいいから、光が欲しい・・・
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ムラサキシキブの実と黄葉。ツバキの蕾と緑の苔。どことなくなんとなく雅な雰囲気・・・
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このカエデ、葉はもちろん綺麗なんですが、幹も枝も趣がある。
やっと光が射しこんで来た。赤、黄、緑と艶やかなカエデと、白い幹に見惚れる。綺麗!
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今度はミズナラ?の立派な大木が黄金色一色。誇らしげで、空に届きそう。
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しばらくして、入道からの林道と出会った。存分に奥の沢の秋を楽しみました。尾根で大騒ぎしていたらしい若い人も数人降りていた。
もう十分なのですが、今日の宮妻はこれで終わりではなかった。ここからのおまけも見ごたえがありました。空の万華鏡から、赤や黄色の光が次々降り注いでくる。キラキラ、ハラハラ・・・
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歩き方が下手なので、ズボンの裾がひどく汚れたけど、そんなことかまっていられなかった今日一日でした。晩秋の宮妻を歩けて幸せ!
皆さん、ありがとうございました。
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