入道岳〜鎌ケ岳

            906m    1162m(三重)

2012年5月5日 快晴

宮妻キャンプ場P7:00〜(入道新道)〜入道岳8:25〜(イワクラ尾根)〜イワクラ9:20〜水沢峠〜水沢岳10:45〜(鎌尾根)〜岳峠(12:00〜12:30)〜鎌ヶ岳12:55〜鎌尾根末端の岩場13:05〜(カズラ谷)〜カズラ谷登山口14:05〜P14:10

GW後半の天気はあまり良くない予報ですが、今日は特別!
ひんやりした大気。快晴。新緑がまぶしい宮妻峡。既に駐車している車が何台も。

入道新道。
川が増水して石を飛び越えるのに一苦労。「あけび」の花がお出迎え。
昨日の強風で木々の枝や新芽がちぎられてあちこちに散らばっている。シロモジ林からシダ畑。トリカブトやコバイケイソウの若葉の緑が綺麗。


鎌ヶ岳からの風が心地いい。緑の山の緑の風。この辺りのミツバツツジは終わっていた。笹はほとんど枯れた。

鎌ヶ岳のいくつもの山ひだを眺める。カズラ谷、ジャリガ谷、中谷、奥の沢・・・

アシビの花数が少ない。落花もない。


高度が上がって笹原が出てきた。この瞬間に、目に入る山並みが好き!

入道岳。
北の頭を経て入道ケ岳山頂へ。
井戸谷から数人登っている。見降ろす四日市は銀色水鏡。水を張った田んぼと茶畑の緑のパッチワークがいい。絵になる、日本の春の田園風景。

南方の山あいには、亀山Sャープの工場が白い。遮るものがない広大な景色の中に、身を置く心地よさ。草原を行く。


奥の宮。
お参りして、イワクラ尾根へ。


ビューポイント通過。あたりにアカヤシオやコブシの花がない。ミツバツツジだけがあちこちに咲いている。足元にはイワカガミがいっぱい。

いつもの尾根にイワウチワが咲いていない。もう終わったの?


イワクラが見えてきた、彼方に鎌ヶ岳。


イワクラ。
谷の新緑が綺麗。緑の風を感じながら、岩に攀じ登って一休み。気持いい!

今頃アカヤシオが咲いているんだけど・・・名残りの蕾みっけ。ひとつふたつ・・・


奥の沢。
新緑が美しい。今日は見降ろすだけで通過。



水沢峠。
ここからの登りがキツイ。休まずに一気に行こう。


水沢岳。
フモトスミレ、普通のスミレが足元に次々と現れる。小休止。


白はげのようなザレを楽しく降る。右手には一壁のような岩壁がそそり立ち、見惚れる。

珍しい、斑入りタテヤマリンドウ登場!


鎌尾根。
足元にはアカヤシオとミツバツツジの花びら絨毯。タテヤマリンドウ、イワカガミもいっぱい。ついたて岩あたりには、ちょこっとアカヤシオ。

滋賀県側の新緑に染まった峰を眺めながら、岩やザレを歩く。結構、風がきつい。風の通り道かな?

岳峠。
ここでランチ。今日の日差しはまったく初夏。傘を日傘にして岩に腰を下ろす。意外なことに、ここには優しいそよ風が吹いている。めちゃいい気分。オニギリ、ラーメン、スープ・・・

体力のない私には、大休みした後の登りがキツイ。足も体も鉛のようにどーんと重いから。次第に元通り軽くなる頃、山頂へ辿りつく。


鎌ヶ岳山頂。
人が多い。大岩に乗って御在所を仰ぐ。やはり、乾いた岩はいい。新緑の御在所がボリュームたっぷりで迫って来る。


降りは、廊下まで戻ってカズラ谷へ。
水場の手前の迷いやすい個所にはロープが張られていた。方向音痴の私は、尾根通しに行ってしまいそう。そこはうまく通過したのに、水場に沿って降りて登山道を外れてしまった。もとに戻って水場着。胃腸の丈夫な人は喉をうるおしている。

ジグザグ道を降る。もう少し先の箇所にはT尾さん設置のロープと注意書き。登りだと、ここも直進しそう。

その後、間伐されたのか?以前より明るい感じの登山道を歩くと、滝が現れた。怖がりの人は暗い所が苦手なのです・・・


宮妻。
突然、青空と若葉が目に飛び込んで来た。目があけられないほど眩しい。「五月はこんなに光溢れる季節だったんだ!」と思い知る・・・

山も風もみどりの「子どもの日」爽やか宮妻一周の旅でした。皆さん、ありがとうございました。


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