御嶽山
    3067m(長野)

2005年10月9日 

自宅19:30〜羽島〜(名神)〜小牧〜飛騨小坂(R41)〜濁河温泉23:30(仮眠)

濁河温泉から御嶽山日帰り予定で。
飛騨小坂から濁河温泉への道は道幅が狭くジグザグで大変だった。
温泉旅館が10数軒ほど立ち並ぶ。いちばん奥の駐車場。無料。

2005年10月10日 くもりときどきはれ

濁河温泉小坂登山口5:30〜湯の花峠6:20〜のぞき岩〜お助け水〜五の池小屋(8:40〜9:00)〜継子岳9:50〜登山口12:30
濁河温泉湯の谷荘13:30〜自宅18:30
温泉¥700

小坂登山口に新しいバイオトイレが設置されていた。橋を渡る。白糸の滝、仙人滝など滝が白い。


御嶽山を右手にその手前谷沿いの紅葉が驚くほど濃い。木道が二・三ケ所。昨年十月に設置されたばかり。その後の登山道も岩が石畳のように並べられたり、横木が取り付けられたりして整備され歩きやすい。
ゴゼンタチバナの赤い実がいっぱい。赤や黄色の落ち葉が敷き詰められた山道。綺麗。
紅葉は登山口からずっと続いている。湯の花峠から望む御嶽山山すそが一段と濃いものになった。
ダケカンバが黄色というより山吹色。
ナナカマドの朱色に近い色も珍しく赤い実が映える。
トウヒやコメツガなど濃い緑の中で余計に美しい。鮮やか。


登山口を見下ろす高台に出た。濁河温泉や昨夜走った飛騨小坂からのジグザグ道路も目に入る。山腹に白い模様の山道。ここまで相当距離があるようだ。昨夜は怖かったもの。こう見ると紅葉は今八合目から下が美しい。
高度が上がってこの辺りはナナカマドの葉が落ちて赤い実だけが残っている。

その後は濃い緑のハイマツばかりとなる。ハイマツの下に白いシラタマノキが可愛い。
突然ガスがかかり何も見えなくなったりする。「この天気じゃ山頂は雨かな。」と行けるところまで行って温泉三昧?などと半ばあきらめムード。
途中二十人ほどの団体さん。結構年配。茨城からとか。昨日は最高の天気だったが今朝のご来光はだめだったと話される。


小屋手前の左手尾根、継子岳かな?ハイマツの中に岩が見える。そこだけ岩尾根になっている。
霧の中、新しい木の香りのする五の池小屋に到着。御嶽山剣ケ峰はガスに包まれたまま。
五の池が中ほどだけ青く神秘的。剣ケ峰にはとても行けない。
取りあえず小屋で休憩。ストーブが焚かれていて暖かい。おしるこ¥300



窓から覗いていると時々サッとガスがあいたり、又かかったりする。もうほとんどあきらめていたのにみるみる青空が・・・。
小屋を出てみると三の池も蒼い。剣ケ峰はもうととっくに頭にはない。今のうちに継子岳まで足を伸ばすことにする。小屋左手からの登山道。



ウラシマツツジがハイマツに映えて鮮やか。西方雲海に浮かぶ白山。右手に枯れた四の池を見下ろすと、その背後に黒澤口八合目小屋あたりの紅葉が美しい。
稜線上に濁河八合目登山道あたりから見上げた岩場が現れた。針のように尖った岩も。
背後の御嶽山は、剣ケ峰の白いベールが少しずつ剥がされていく。

前方継子岳も柔らかいなだらかな山容が美しい。素晴らしい稜線歩き。


継子岳山頂。
剣ケ峰は先ほどまでのガスがすっかり掃われ快晴。御嶽山が全容を現わした。二の池小屋?もしっかり視界に入る。
すごい迫力に圧倒される。雄大。やはりそのスケールの大きさは他の山と比較できない。
北に目をやれば乗鞍岳が大きい。穂高岳も雲間に顔を出しているようだ。山すそのいくつものスキー場も見下ろす。緑が綺麗。
先ほどからの白山も蒼く聳えている。
思ってもいなかった継子岳からの360度のパノラマ。何よりもここから望む御嶽山が見ごたえがある。素晴らしい。
継子岳は御嶽山全容を望める山だった。剣ケ峰やひだ頂上では御嶽山の全容はわからないもの。
まるで朝の天気がうそのよう。青空が広がる継子岳山頂からの展望を満喫。
下りもそのまま来た道を戻る。




朝はガスの中だった紅葉が明るい光の中に輝く。美しい。このルートは私の苦手な硫黄臭がないのもいい。
温泉の湯はうすく白濁。臭いもあまりない。
色鮮やかな御嶽山の紅葉と、飛騨の秘湯濁河温泉を堪能して帰途につく。
次回は、是非このルートで剣ケ峰まで歩きたい。

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