御嶽山
    3067m(長野)

1999年9月19日 小雨のち晴れ 夫と二人

(12:30起床)〜1:10自宅〜羽島〜(名神)(中央道)〜中津川〜(R19)〜上松〜本橋信号黒沢口4:15〜中の湯P6:00〜七合目7:10〜八合目8:30〜石室9:30〜九合目9:40〜御嶽山(10:10〜11:00)〜白竜小屋12:00〜飛騨頂上〜五の池〜三の池〜三の池白竜小屋13:20〜八合目14:50〜中の湯16:00〜P17:00 

中の湯に車を置く。そこからずっと小雨。八合目のトイレが改築されていた。¥100
昨年ここで息苦しくなったけど今日はなんともない。ナナカマドやゴゼンタチバナの実が赤い。
ガスで何も見えないので下ばかり見て歩く。カッパ上下を着て傘をさして行く。風がきついので傘で風をよける。山頂までで出会った登山者は下りる人7人だけ。
九合目あたりで時々ガスが空いた。硫黄の匂いが苦手なのでバンダナで顔を覆って歩いた。
頂上で軽い食事。風と雨に体が冷えて手がかじかんだ。寒い。熱いお茶を持ってきてよかった。温まる。
ここでも高山病の気配はない。頭痛がないとこんなに快適なの?いい気分。


剣が峰から二の池に降りる間にすっかりガスが切れた。賽の河原から三の池の方へ行く事にする。
二の池の万年雪はなかった。二の池から一の池の方へ上がって行く4人のパーテイがいる。そんなルートもあるのかな?
河原からは青空ものぞき天気がすっきりしてきた。ここから望む剣が峰が格好いい。
昨年は頭痛で苦しんだこの辺り、今年はいたって元気。回りの花を愛でる余裕がある。
チングルマも綿毛になっている。チシマギギョウ、ウラシマツツジの赤いじゅうたんとハイマツの緑、黄色のクサモミジが綺麗。

摩利支天へ行くルートが山肌を横切っている。

天気が目に見えてよくなる。朝の雨模様からは想像も出来ない。
白竜小屋から飛騨頂上へ行く。ここからの眺めは最高だった。
眼下に険峻な濁河温泉へのルート。エメラルドグリーンの三の池、枯れた四の池、黄色の五の池を見下ろす。前方に継子岳。西に白山。東に花崗岩の白い綺麗な山は木曽駒ケ岳。
足元にはハクサンシャクナゲが地面に這うように伸びて咲いている。


頂上から五の池へ降りる岩場上部は溶岩ではなく蒼い岩。中ほどで黒い溶岩になる。
この道から見下ろす風景の雄大なこと。御嶽山の裾の広がりが手に取るようにわかる。
個性あるそれぞれの池がどんどん近づいてくる。三の池は昨年はコバルトブルーに思ったが今日はエメラルドグリーンに見える。五の池の黄色は何とも不思議な色。金色に見える。
濁河から来た人が継子岳へ登るのが目に入る。ザックは五の池の御岳小屋へ置いて行く様だ。
継子岳は高山植物が多いらしい。次回は是非初夏に歩きたい。
五の池に降り立つ。近くで写真を撮っている人に三の池の外輪山回り道を教えてもらう。
左に南アルプスを眺め三の池を見下ろす。右に摩利支天を仰ぐ。「わーいいなこの眺望。」
北アルプスはきっとこんなだろうな。「行きたいな。北アルプス。」アルプスに行ったことがない私はその気になって心が弾む。


三の池から八合目に降りると真北に乗鞍岳、右に槍ケ岳、左に笠ケ岳が鮮やかに望めた。
これ以上の天気は無いと思われるほどの秋空が広がった。朝雨の中では気付かなかったが紅葉も鮮やかだ。
シラタマノキの白い花か実かいっぱいついているので触ってみると固かった。


八合目からは朝と同じルートで中の湯まで降りる。ロープウエイの道を左に分け階段を滑らないように慎重に歩く。
登山口で乳白色の温泉に入る。ここは冬に向うので今日が今年最後の営業だった。
はじめて歩いた飛騨頂上から五の池。雄大な眺めが感動的でしっかり目に焼きついている。
独立峰ならではの迫力と魅力にあふれる御嶽山。改めてそのスケールの大きさを体で感じた山行だった。

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