蛇谷

          (三

2011年8月15日 くもりのちはれ

宇賀渓P8:00〜(蛇谷)〜宇賀渓P14:00

先週に続いて宇賀渓へ。空のペットボトル、2リットル入り3本をザックに入れたけど浮くかな?

白竜吊橋を渡らずに、すぐ川に入る。小雨が降ってきた。「どうせ水に入るのだから濡れても平気!」と意気込むが、最初に腰辺りまで浸かる時はめちゃ冷たい!

が、すぐその冷たさに慣れる。魚止滝に来た。川沿いコースを歩いて、谷に降りる。思ったより、水が少ない。「やったー」 水が多いのは苦手。呼吸困難になるから・・・

午後から用事が多いので、今日は控えめ歩き。川の流れを避けて、へつりと淵の岩歩きで行こう。あちこちで皆さんに助けられる・・・

この綺麗な緑の水はどこから来るのでしょう。惚れ惚れする・・・


燕滝。
私はパス。次々、燕滝の淵を登って、懸垂で蛇谷へ降りて来るクライマーさん。


下でイワタバコの写真を撮っていると単独の男性が何人も登って来る。昼寝をしたり、そこから引き返したり。皆、涼を求めに来たようだけど、ここから上はクライミングの世界だからあきらめて引き返して行く・・・涼しいから、ここまでで十分です。

動いていない私は体が冷えて来た。寒い!カッパの上着を羽おる。
水と緑とイワタバコに魅せられる・・・


真中でつながった相方は、支点でのカラビナかけ直しがうまくできず、動けなくなったらしいどうなったというんだろう?

五階滝。
大滝、普通に巻いて登る。上の方で面白いバスタブ岩。勝手に名付けたけど、水の流れが長い時間かけて、岩を掘り削ったと思われる。自然は天才彫刻家!

足がつかない深い淵。
大きいカエルをふんづけそうになったり、目の前に飛びだしてきたりと驚かされる。水が少ないのでうまく岩に乗れた。ゴルジュの淵を歩くのも気持ちいい。ザラザラした花こう岩は、滑りそうで絶対滑らないから。

先週苦労した岩。
今日は下の川から登る。最後の凹角部は体を右に振って左手上のガバを持つ。登れた!


二段の滝。
まん中で、左岸に巻いて木のぼり。木でビレイを取る。「ロープを木に巻いて肩がらみ」て言われるが、うまくできなかった。



オポジション。
先週、水に押された滝。水量が少ないので、手で岩壁を突っ張って登るとうまくいった。チムニーみたいで楽しい。

窯跡で休憩。
着替えもヒルに気をつける。座らずに立って休む。

今日はトラバース道が乾いて、頭をもたげるヒルは一匹もいない。雨の後に多いのかな?

カシの葉につるつる滑って、落ち葉スキー?しながら、そま道を降る。標高が低くなると、だんだん体に暑さが戻って来る。下はやっぱり暑いんだ!

林道まで来ると「もう夏が終わるよ」とばかり、ツクツクボウシ。ちょっともの悲しく寂しく聞こえる。「もうちょっと待って。まだ行かないで」と夏に言いたくなる。

キャンプ場には、今日も水を楽しむ家族連れの歓声が響き渡っている。

今季、二回目の沢登り。
水量が少ないと、沢は楽しい。約五時間、水と岩に夢中になって、下界の暑さをすっかり忘れていた私。蛇谷で最高に贅沢な時間を過ごしました。皆さんありがとうございました。

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