竜ヶ岳
     1099m(三重)

RYUGATAKE

2004年1月31日 くもり S・O・N・H・M・Sさんと7人

宇賀渓の橋P8:00〜(裏道)〜山頂(11:30〜12:30)〜(中道)〜P14:30

冬の竜ケ岳は初めてなので、昨夜は緊張してドキドキして眠れなかった。
樹林帯ではあまり積雪はなく歩きやすいが、丸木橋が何ケ所かあってすべりやすいのでロープを持って気をつけて行く。アイゼンは付けない。


ホタガ谷をつめるが途中で冬の尾根道を左へ上がる。遠足尾根を遠く右に見て、右手前方に白い藤原岳御池岳が現れると感動だった。
見とれていると下のほうから「伊藤さん、どうや!」とNさんが自分も感動を抑えられない弾んだ声で叫んだ。
「すごい!」と今日誘って頂いた事に感謝しながら答える。笹が雪に埋もれているのでどこを歩いてもよくガリガリに凍った雪の上を行ったり、横道にそれたりそれは楽しい雪山歩き。
左手に本峰竜ケ岳山頂が見えてきた。山は白く丸くなだらかだ。夏の竜ヶ岳しか知らない私にとって全くの別の山に見える。
中道からの登山者が鉛色の空に浮かび上がって見えた。
最後の登りでNさんが「ストレスがたまるとここへ来る。」と一言。この広々と開放された空間。わかる気がした。山が心を癒してくれる。そんな気がした。
目の前にいい感じの山が見えてきた。「あれは静ケ岳」そこだけ樹氷がきれいについていた。日光が時々あたって、スポットライトのように雪の山肌を照らし出した。



山頂は風がきつく寒いので中道のほうへ下りる。釈迦岳が青く目の前にそびえていた。
気温が低すぎてガソリンだけは燃えたが、後の人はガスが使えなかった。コンロで温まっては作業をしたが、寒くて手が冷たくて食欲も出ない。
カッパを着たらちょっと温かくなった。
樹林帯まで下りたらうそのように風がなかった。右のガレに近づかないようにかかとで下りた。
傾斜がきついという孫次郎谷だけが特別白い。えん堤の階段はすべりやすいし危ないのでゆっくり下りた。
わかんもアイゼンもつけずに竜ケ岳を歩けたなんて信じられない。登山者に十人くらいあったかな?やはり冬にここに来る人は限られるようだ。
Nさんのおかげで冬の竜ケ岳を体験できてよかった。又新しい冬山の魅力を知った今日の竜ケ岳だった。
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