栂池 

      長野


2009年3月26日 くもりときどきはれ。

今季最終の夜行スキーバス。家族連れが多くて車内は満席。でもとても静か。
お彼岸も過ぎたので夜が明けるのが早くなった。数日前から冬型の天候が続いているが・・・。やはり五竜あたりからは雪道となりあたりは銀世界。早朝の白い栂池に到着。

小雪が舞って、全く冬のスキー場。ゴンドラに若者と一緒に乗り込む。
去年からボードをはじめて、その面白さに取り付かれた。不景気なので仕事がなく有休をとって、ホテルでバイトしながら空いた時間に滑る。それも3月いっぱい、あと数日で終わる。土日は人が多いので思うように動けないけど、平日は栂池の雪を独り占め。つが池を知り尽くしたそうだ。
おすすめはハンの木コース。「昨日は大荒れだったけど、今日は最高ですよ。」と笑顔。雪の魅力にはまる人がここにもいた・・・。



つがの森駅。
つがの森ゲレンデは降雪が多いからか閉鎖されている。
ハンの木へはガスっているが、新雪粉雪10cm。無風。めちゃ気持ちいい雪。去年の記憶を呼び戻し、二箇所ほど急な斜面を降る。
ハンの木すぐ下の林道は通行止め。たしか数年前大学生が雪崩でなくなったコース。私はそのまま真っ直ぐ白樺駅へ。

次にゴンドラに乗ると止まってしまった。すぐ「メンテナンス中。」とアナウンスが入るがこのまま動かなかったらどうしようと思ってしまう。二回続けて止まったので、その後はリフトを利用することに。

午後1時、疲れた。足の筋肉がパンパンになってきた。
親の原へラッセルで登り返しゴンドラ駅へ。こちらは雪が融けてベタベタしてきた。


2009年3月27日 小雪

新雪20cm。降雪で使えるリフトが限られるようだ。親の原ゲレンデへ行ってみる。すぐ上がチャンピオンコース。こちらは雪崩れの危険があるとアナウンスしている。
親の原を滑る。だらだらの緩斜面だけど、新雪が超気持ちいい。


チャンピオンコース隣りの栂池ペアリフト。声をかけてくれたY浜Mろく山の会70歳台?の女性と一緒にいく。70歳を過ぎてからスキーを始めたと言われる。信じられない・・・。マチュピチュから帰ったばかりとかで体調が悪いそうだ。なんとタフな・・・。


続いて白樺から丸山ゲレンデへも案内してくれた。新雪が深く板がもぐりこむので頑張って歩かなければならない。軽い雪なのでつんのめったりしない。これはまったく山スキー気分。

丸山は親の原より急斜面で広い。数十センチの新雪を意識しなければ普通に滑れるのだけど・・・。ときどき、雪の大波があらわれ乗りこえる。スキー場でサーフイン?
リフトで一山登ると?鐘の鳴る丘ゲレンデへも行けるようだ。

ハンの木コース。
昨日通行止めだった林間コースが開いた。冷え込んでいるから雪崩れも起きないということかな?
残り時間はこのコースで。「空き缶つぶしのような動作で、腰は後ろに引かず左右に。「く」の字のフオームで。ブーツをしっかり押す。かぶり気味に。」色々考えながら・・・。
新雪が深いので昨日より気持ちいい。融けかけていたザラメ雪がすっかり粉雪に変わったから。
最後は親の原へ戻り、踏まれていない雪を滑る。朝のまんま、全く真冬のゲレンデだった。

つがの湯。
小雪が舞って、その雪を眺めながら温まる・・・・。

14:45栂池発。
明日まで滞在する人が多いようでバスは空いていた。

乗り込んだ後もまだ滑っているような感覚。足に板があるような・・・。たぶん二日連続だったので頭も体も麻痺状態!


相変わらず雪が降り続いて、五竜を過ぎても、青木湖を過ぎても雪景色。どこまでも銀世界。白馬村は雪一色。やっぱり、山には神様がいらっしゃるよ。雪に魅せられた人に最高のプレゼントをくださったから。

いつもなら疲れて眠りこけるはずが、なぜか頭がさえて・・・。
もしかして余分な力が抜け自然体で滑れるようになったのかな?
でもストックの使い方はさっぱりで、相変わらずヘッピリ腰だし・・・。
今回の栂池でたぶんスキー日数30日くらい・・・。
次からは、寒さが和らいで雪たっぷりの春のこの時期に、集中して練習するといいかも・・・。
山スキーにはまだまだ程遠いよ。でももしかしたら来季、ヘリスキーできるかもしれない・・・。次の目標に胸膨らます私だった。


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