土蔵岳
      1008m(岐阜)

TUCHIKURADAKE

2004年3月14日 晴れ A・I・H・Kさん M夫妻 夫と8人

自宅5:00〜揖斐郡坂内村川上神社近くP6:50〜登山口7:00〜大撓(おおだわ)岳(10:30〜11:30)〜土蔵岳〜P14:30〜大野温泉〜自宅18:00

川上のたんぼのあぜを少し歩いた所から尾根に取り付く。そこでワカンをつける。
いきなりの急登で、体がわかんにも慣れていないのできつかった。
マンサクの黄色い小さい花びらが春を告げていた。共同アンテナのような鉄柱辺りから山すその広い白い金糞岳、東に名もない山と三角の蕎麦粒山が少し見えてきた。さらに蕎麦粒山の左にうっすら能郷白山ずっと左に真っ白な三周ケ岳がわずかに姿を現した

ブナの木の林はまだ雪に覆われ、木の根の周りだけ丸く雪がとけている。木が呼吸してその熱でとけるらしい。そのふちは雪が柔らかく何度もはまり込んだ。
又雪面に写る木の影が美しく、最も雪が多かった大撓手前のブナ林のあたりが特にきれいだった。
その木の根から「きゅ」という鳴き声がした。よく見れば小さい足跡があちこちの木の根に続いている。巡り来た春にはしゃいでいるリスの朝の散歩かな?
大撓の1000mの稜線に出ると、さきほどの三角の蕎麦粒山や真っ白な三周ケ岳がはっきりと、又目の前の金糞岳や貝月山などがさらに大きくそびえ、今から行く前方の稜線には横山岳が春霞みの中に浮かび上がった。
春の陽射しの中、この雄大なパノラマに「いいね。」と皆の顔が喜びに溢れた。


大撓から土蔵岳の鞍部で食事。暖かくてKさんは雪の上で寝そべっていた。
鞍部から土蔵への稜線は雪庇がとても大きく張り出してその上を行く気持ちのいいトレッキングコースだった。
土蔵岳山頂は広々として頂上とは気づかずに通りすぎてしまいそうだ。尾根をはずれ雪すべりでおりて、さらに広々とした斜面をイッキにすべりおりた。気持ちのいい傾斜だった。
小さい川を越え台地のようなところから堰堤を越えて川上に戻った。今日の稜線歩きはとても爽快で、八ヶ岳かどこかの高原を歩いている気分の春山トレッキングだった。

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