タカウチ場分岐、池山避難小屋への分岐を越え遊歩道を進む。
池山小屋。
ここからいよいよ登山道らしい雰囲気。直登する急坂にくま笹が生い茂る。
雑木林からジグザグ道を登って遊歩道と合流、尻無。
落葉松の緑が綺麗。しばらくすると苔むした原生林、林床の緑一色が神秘的。深い森にいることを実感する。
道は山腹を巻くように進んだり降ったり、登り一辺倒ではない。
ダケカンバにツガかシラビソの針葉樹。やはりくま笹におおわれている。
マセナギの頭の指導標。
上から単独男性が降りてきた。昨日、雨の中千畳敷カールから空木まで8時間30分かかって縦走したそうだ。「大変だった・・・。」私なら泣き出したかも・・・。縦走断念して正解。夫は行きたかったらしいが・・・。
迷い尾根。
サルオガセが木に揺れている。深山の風情・・・。
上の大地獄小地獄の岩場にはしっかりしたロープが取り付けられている。滑落事故が多い岩場だと注意書き。
右手の尾根上に微かに小屋が見える。檜尾の避難小屋だろうか。
シラタマノキ、ゴゼンタチバナの赤い実、マイヅルソウの葉。
空木平への分岐点。
そこからは右の駒石の尾根へ。
背丈の低いシラビソやツガの登山道。緑のハイマツの中にシャクナゲ、ナナカマドの赤い実、ワイン色のウラシマ躑躅が鮮やか。
なだらかな稜線歩きは気持ちいい。晴れていたら絶景だろう。
緑のハイマツに映える白いザレが美しい。
肌寒くてカッパ上衣を着る。
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